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【SONY】Plus「α」Vol.17 -SEL1635GM-

SONYのミラーレス一眼の「α」シリーズ。
初めての方でも使いやすく、カメラの操作に慣れたハイアマチュアの方でも満足行く優れた操作性、そしてスタンダードモデルの位置づけでありながら妥協なき画質・優秀なボディ内手振れ補正を搭載した「α7Ⅲ」
発売当初から今日まで人気のα7Ⅲ。このカメラをきっかけにフルサイズデビュー・カメラデビューされた方も少なくないと思います。

本記事ではその人気のα7Ⅲにぜひ合わせて手に入れて欲しい、使って欲しいもう一本、+αをご紹介したいと思います。

今回ご紹介しますのは、SEL1635GM。
GMズームレンズシリーズにおける広角ズームで同GMシリーズにあるSEL2470GM/SEL70200GM、そして本レンズはまとめて通称「大三元」と呼ばれており使用頻度の高い画角に多く対応出来なおかつ高画質でF2.8通しの明るいレンズ。
SONYのGM大三元は、2023年9月22日に発売したSEL1635GM2を持って全てⅡ型が揃いました。しかし、今回あえて旧型をご紹介させて頂こうと思います。



なぜ、最新のⅡ型ではなく旧型であるⅠ型をオススメするのか、決してⅡ型が人気過ぎてⅡ型の在庫がないからではありません。
発売日以降、前評判を裏切らない性能の高さに問い合わせが非常に多く人気のレンズであるのは事実なのですが、用途を絞って考えるとコスパの面でⅠ型でも素晴らしいということが分かるからです。

まずⅠ型とⅡ型の大きい違いについて、簡単に記載しますと・・・、

・小型化と軽量化
・ズームの繰り出し量減少
・AF速度の向上
・最新のコーティングにより、フレアやゴーストを更に低減
・レンズ鏡筒部に、絞りリング追加

ざっくりと書き出すと違いはこの5点。


まずは重量。本レンズの重量は680g。こういった大三元レンズの中ではかなり軽量な部類で、α7Ⅲの組み合わせでハンドリングした時はレンズの重さや重量感をさほど感じませんでした。
α7Ⅲの深めのグリップのおかげで、カメラをグッと握り込むことが出来るためそれにより新旧の差を感じにくかったのではないかと筆者は考えています。
Ⅱ型は547gとかなり軽いレンズですが、Ⅰ型の680gでも明るいズームの中では相当軽い部類だと感じるので、どちらも素晴らしいレンズだと思います。


小型・軽量化は言わずもがな全てのシーンにおいてメリットではあるのは間違いありません。
しかし、AF速度やズーム繰り出し量は主にスチル撮影を主としている方であれば、さして気になるポイントでは無いと言えます。むしろ広角ズームにおいてはⅠ型でもAF速度は全くもって申し分ない性能でこれ以上求める必要が無いくらいです。

本レンズを片手に街中を撮影して回りましたがAF速度が足りずに困ったシーンはありませんでした。

新しいⅡ型と比較をすると、ゴースト・フレアの更なる低減、と記載されております。
Ⅰ型はどれほど出るのか試してみましたがご覧の通りの結果をなりました。リング状のフレアが出ているのが分かると思います。しかし、どうでしょうか?このフレアに関しては筆者は個人的にアリだと感じました。むしろ、このモロの逆光を真正面から受けるシチュエーションでの撮影なのでここまであからさまな環境で撮ること自体が稀有であるとも言えます。複数枚撮影を行いましたが、すべてこのようにリング状のフレアが再現できました。もしこのフレアがコントロール出来れば、風景のみならずポートレート撮影でも活かすことが出来るくらい綺麗なフレアだと感じました。



広角特有のダイナミックなパース感は言わずもがな、さすが16mm始まりの広角ズームです。
加えてこの青空の発色、とても自然でさらに緑のコントラストや、水の細かな波紋もしっかりと描写してくれていることが分かります。アンダー気味に撮らないとこういった青空はどうしても白んだ写りになりやすいのですが、さすがG Master。しっかりと雲と空の境目が描写されていて立体感が凄いです。

いかがでしょうか。
SONYの純正大三元レンズの中で今回は広角ズームにあたるSEL1635GMをご紹介させていただきました。
広角レンズというと、ものすごく頻繁に使うシーンは多くないレンズかもしれませんがあって困ることは無いレンズでもあります。Ⅱ型はちょっとコスト的が、金額が大きすぎるな・・・と感じているのであれば、是非中古のⅠ型もご検討ください。コスパの高い非常に素晴らしいレンズであることが分かると思います。

[ Category:SONY | 掲載日時:23年12月08日 17時40分 ]

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