
12月も最終週、気付けばあっという間に年の瀬が迫ってきています。
ダイニングに飾っているポインセチアの赤と緑の葉を横目に、毎年このクリスマスから一気に年末に移り変わる速さに驚いているのですが、そろそろ年末年始モードに切り替わらなければならないようです。
今回はSONY α7C II にTAMRON 90mm F2.8 Di III MACRO VXD/Model F072S(ソニーE用/フルサイズ対応)を装着して撮影した画像を多めに使用しつつ、長年タムキューとして愛されてきた新生マクロレンズの魅力をご紹介していきたいと思います。

一眼レフ機の時代から歴代90mmマクロレンズは高い解像力と美しいボケ味で高い評価を得てきました。
柔らかくとろけるようなボケ味と被写体を際立たせた立体感のある描写、中央部から四隅まで妥協のない解像性能の実現のため、徹底した光学シミュレーションを実施して2024年10月に発売したのが今回ご紹介するマクロレンズです。
1.圧倒的な解像力と自然な描写
レンズ構成は12群15枚。
4枚の特殊硝材LD(Low Dispersion: 異常低分散)レンズが光の分散性を徹底的に抑え、軸上色収差と倍率色収差を補正します。

またコーティングにより逆光下でも被写体のディテールを緻密に描き出し、クリアでヌケの良い画像を得ることができます。
撮影日は正直雪のチラつきそうな曇天という状況でしたが、玉ボケを配置するとなかなか華やかに感じられます。

様々な色をした植物の葉、木の幹、錆びた金属や木製の橋など確かな描写で細部までしっかり描き出してくれます。
全体的に開放絞りか1、2段絞った状態での撮影が多かったのですが、どことなく柔らかさを感じるような、被写体を優しく立体的に写してくれる描写だと感じました。



2.マクロだけじゃない、90mm単焦点としての実力
本当にカメラを触り始めたばかりの頃、レンズの種類もぼんやりしたイメージで個人的なマクロレンズのイメージは等倍マクロレンズのクローズアップ描写のみでした。
植物についた雫や、小物の繊細な細工、普段は見られないような世界を写し出してくれて面白そうだけどそればかりは撮らないからな、などと思っていたものですがマクロ撮影のみではなく、90mm単焦点レンズとして確かな実力があります。

クロップ撮影すれば多少遠くてもある程度の大きさの野鳥なら撮影可能です。
この日は木の上で風に羽を揺らすアオサギとコサギ、普段見慣れた鴨より二回りほど小さく感じられるコガモを見かけることができました。

3.中望遠マクロレンズでありながらコンパクト
長さ126.5mm、質量630gとマクロレンズとしては軽量コンパクトな作りで、今回使用したα7C IIとの相性は抜群といって良さそうでした。
撮影時間は2時間程度でしたが実際に使用していて負担を感じるようなこともなく、これくらいなら手持ち撮影でも撮影に集中できると思います。


4.まとめ
TAMRON 90mm F2.8 Di III MACRO VXD(F072S)は、マクロ撮影に挑戦したい人はもちろんのこと、単に中望遠単焦点レンズを探している人や、柔らかい描写のポートレート撮影をしたい人におすすめなレンズです。マクロレンズとして魅力的な上に、「今日はこの1本だけで出かけたい」と思わせてくれるほど非常に優秀な描写と汎用性の高さを感じさせてくれるレンズです。




