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【TAMRON】改めて高倍率ズームレンズの良さを体感した話。

【TAMRON】改めて高倍率ズームレンズの良さを体感した話。

SONYのミラーレス一眼カメラの強みとして、様々なメーカーのレンズを取り付けられるという点ではないかなと筆者は思う今日この頃。

SONY純正のレンズは勿論、SIGMA・TAMRON・SAMYANG・LAOWA等のサードパーティー製のレンズ、マウントアダプターを使用すればオールドレンズも使用可能に。と、このように使用できるレンズの豊富さからSONYのカメラを選ばれる方もいるのではないでしょうか?

ですが、SONY純正で選択肢が少ないと筆者が感じるレンズも…それは、”高倍率ズームレンズ”・”魚眼レンズ”・”シフトレンズ”です。魚眼レンズやシフトレンズに関しては少々特殊なレンズですので仕方ないとは思いますが、特に高倍率ズームレンズに関しては、初めてのミラーレス一眼でSONYのカメラを選ぶ方も多い中、まずは様々な被写体を撮影してみたいという方も多いはず。

しかし、SONYにはフルサイズセンサー対応の高倍率ズームレンズだと2015年に発売された、FE 24-240mm F3.5-6.3 OSSの1本のみ。

そんな中、TAMRONから出ました2本の高倍率ズームレンズ。”28-200mm F2.8-5.6 Di III RXD”と”28-300mm F4-7.1 Di III VC VXD”。

TAMRON 28-200mm F2.8-5.6 Di III RXDは、28-200mmというズーム域でありながら重量も軽くF値も比較的明るい、只今人気のレンズで手に入らない事もしばしば。そこで私は今回、今年8月に発売された望遠域が更に100mm伸びた28-300mm F4-7.1 Di III VC VXDを使用して撮影してみました。理由は単純に28mmから300mmをレンズ1本で賄えとても便利、だと感じたからです。

しかし、筆者は高倍率ズームレンズに対して、単焦点や通常のズームレンズに比べると、大きく画質に劣ると撮影前に少々不安も感じていました。

ところが今回撮影してみて、思った以上に良い写真が撮影でき、改めて高倍率ズームレンズの便利さ・現代の高倍率ズームレンズの画質の良さを感じる事が出来ました。

今回使用したカメラボディはSONY α7Ⅲ。初めてミラーレス一眼カメラで撮影されてみたいという方に、性能や中古価格踏まえてとてもオススメなカメラです。

そのボディに合わせるレンズは、先ほども紹介しました”28-300mm F4-7.1 Di III VC VXD”です。

そのセットを持って、とある公園へ。筆者は初めて行く場所で内心ワクワクしながら行きましたが、急行に乗っていた筆者はそのまま最寄り駅を通り過ぎ、少し離れた駅まで止まらず…その離れた駅で撮影した1枚です。

何気なく撮影した1枚ですが、オレンジの線や青い空、駅のホームの描写等しっかり描写出来ており、この時点で高倍率ズームレンズなかなか良いのではと思い始めました。

公園に到着し観覧車を撮影。結構近くで撮影したのですが、高倍率ズームレンズの広角域を使用して撮影しました。広角域でも細かい描写や色乗り共に悪くないと感じました。

この写真は望遠端で撮影した1枚。この日は晴れていたのですが、少しかすんでいた事もあり色味や描写がボヤっとしてしまいました。それでも、望遠端での橋の描写が霞んでいたにも関わらずなかなか繊細に描写出来ているなと感じました。快晴の時に撮影出来れば、もっと良い写真が出てくるだろうなとも思った1枚です。

高倍率ズームレンズは風景から動体撮影まで幅広く狙えるのが良い所だと筆者は感じております。この写真は水辺にいた鷺。羽の描写、色味、申し分ないと感じた1枚です。

葉っぱを撮影し玉ボケも狙った1枚。筆者は緑色が好きなのですが、発色良く再現できており、外側はレンズの仕様上レモン型になっていますが、比較的綺麗な玉ボケになっているのではないでしょうか。

残暑の残る時期に撮影したので、まだ夏らしい雲が出現していました。迫力が凄かったので思わず撮影。雲の質感や明暗差も再現でき、引きの写真もなかなかの画を出してくれました。

外で撮影していましたが、さすがに暑く感じてきたので室内へ。室内には、この公園内に生息する鳥類や植物の近辺の歴史が記載されてありました。日当たりの良い場所で室内の影や雰囲気が良く撮影致しました。広角・標準望遠域、どの焦点距離でも繊細な画・良好な色乗り具合で画を出してくるので、高倍率ズームレンズを改めて見直すことが出来ました。

今回の撮影を通して、高倍率ズームレンズの良さを改めて体感することが出来ました。正直高倍率ズームレンズにはあまり期待していなかった部分もありましたが、全域での写りの良さを撮影を通して実感しました。勿論、大三元ズームレンズやGM単焦点レンズと細かく比較すると厳しい部分もあるとは思いますが、28mmから300mmを標準ズームレンズ程の大きさのもの1本で賄え、高画質に撮影できることが1番大きいメリットではないでしょうか。

初めてミラーレス一眼カメラを購入された方やカメラ機材をあまり持ち運びたくない方へ、オススメできる1本です。



[ Category:etc. | 掲載日時:24年10月08日 17時00分 ]

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