【TAMRON】梅雨時にも大活躍する高倍率ズームレンズ
そろそろ関東の梅雨入りも間近となったようで、週末には梅雨入りといったところでしょうか。
身近な季節の移り変わりというと紫陽花が咲き出し、淡い色から段々と色づいてきています。
今回はそんな変化の多い天気の中、高倍率ズームレンズ1本で撮影に出てみました。
雨が続くようなレンズ交換に向かない季節には高倍率ズームの有り難みが増すように感じます。
使用レンズは「TAMRON 18-300mm F3.5-6.3 Di III-A VC VXD / Model B061X(フジフイルムX用)」、ボディは「FUJIFILM X-H2」です。
35mm判換算27-450mmをカバーする本レンズ、描写はどうなのかと気になる方も多いとは思いますが、光量の少ない中で見事に瑞々しい紫陽花を描写してくれました。
紫陽花が咲き出した小道を進んだ先の水場にはアオサギの姿がありました。
人気が少ないからか普段よりも近い場所で羽繕いをしているようでした。
水場近くを歩いていたらポチャンッと音が。
何かが泳いでいくのが遠目に見えたので急いでレンズを向けたら亀が泳いでいました。
続けて花菖蒲が満開の小道へ向かいます。
白、濃淡ある紫色、黄色と雨に濡れてしっとりとした雰囲気です。
晴れていれば子どもたちが遊んでいることの多い小川ではぽつんと水鉄砲がありました。
筆者自身この小川で遊んで成長してきたのでなんだか懐かしくなります。
そろそろ帰ろうかと思い出した頃、ギィ、ギィ、といった鳴き声と小さな羽ばたきの音が聞こえてきました。
頭上の木に目を凝らして見つけたコゲラは、忙しなく木を突ついていました。
同じ場所でジッと撮影を続けているうちに様々な小鳥が姿を見せてくれました。
コゲラに始まりメジロ、アイキャッチにも使用したシジュウカラは近々巣立ちの時期らしく、数羽のヒナへ親鳥が餌を取ってきてあげていました。
餌を催促するような独特の鳴き声とパカッと開けたクチバシ、ふわふわの羽毛が可愛かったです。
静かに数枚だけ撮影してこの日は帰ることにしました。
せっかくなので晴れた日に撮影したものも少しだけ紹介しようと思います。
最後に頭上を通り過ぎていく飛行機に慌ててシャッターをきった一枚ですが、逆光の中という厳しいシーンながら控えめなフレアを感じる程度と逆光耐性を感じさせてくれる一枚となりました。
晴れの日はもちろん、極力荷物を少なくしたい時や今回のような梅雨時まで。
描写も良くコンパクトで携行性も良しと持っていない方にはぜひおすすめしたい1本です。