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【Voigtlander】×E-mount ”NOKTON classic 35mm F1.4”

世界最古の光学メーカーVoigtlander、

デジタル一眼カメラの最先端を走り続けるSONY。

本ブログでは『【Voigtlander】×E-mount 』と題して、ソニー Eマウント用フォクトレンダーレンズをスナップ撮影メインにご紹介していきます。

今回はVoigtlander NOKTON classic 35mm F1.4。

”クラシック”の名を持つ本レンズ。その名の通り、オールドレンズライクな描写を味わうことのできるF1.4の大口径レンズです。

Eマウント用フォクトレンダーレンズの中でも唯一無二の描写を持つこのレンズをお出かけのお供に選びました。

冬晴れの日。茨城県を訪れました。まずはお昼も兼ねて那珂湊おさかな市場へ。

以前から家族とよく訪れていた那珂湊おさかな市場。

昼頃にはかなり混みあうことを知っていたので早い時間から家を出発しましたが師走の市場は大賑わい。

気持ちの良い雲とひとつない青空に、空気をたくさん吸い込みます。

お昼を済ませて、ネモフィラで有名なひたち海浜公園へやってきました。

青の景色でいっぱいになるのは春頃なので12月のひたち海浜公園は落ち着いた時間が流れています。

F1.4のボケを活かそうと、転がるまつぼっくりに近付きました。α7RIVのチルト液晶が役に立ちます。

薄いピント面に、円を描くような癖のあるボケ。フォクトレンダーレンズの特徴としてよく出るこの独特な描写ですが、このレンズだと特に顕著に表れる気がします。光の反射も艶々とひかります。

くっきりと美しい水平線。冒頭のおさかな市場での1枚もそうですが、周辺減光もあいまって青の描写がより濃く出るようで筆者好みです。

一休みするために太平洋が望めるカフェにお邪魔しました。

ガラス張りの店内はちょうど西日が差し込む気持ちの良い時間帯です。

茨城の名産品が使われた紅茶やチーズケーキをチョイス。

筆者がお出かけの際に持ち歩く1本の決め手として、「テーブルフォトにも向いているか」どうかを重要視したりします。本レンズは最短撮影距離30cm、262gという軽さ。まさに持ってこいの1本ではないでしょうか。

広い敷地の中でこのカフェをめざしたのはアイスチューリップの開花の情報があったからです。

以前冬に咲く桜を見たことがあったので、同じくそういう品種のチューリップなのだと思っていたのですが、アイスチューリップの場合はポットに植えて育てた球根を冷蔵し取り出すことで、春だと勘違いさせる方法で成長させたものだそうです。

窓ガラス越しに撮影したのでふんわりとした印象になりましたが、水の中に浮かぶ黄色のアイスチューリップがより神秘的に見えます。

随分歩いたので園内を走る列車に乗って移動することにします。陽もだいぶ落ちてきました。

動いている列車の中からマニュアルでピント合わせをするのはなかなか難しかったのですが、奥に見える観覧車と大きなフレアにゴーストが雰囲気ある1枚になってくれました。お気に入りの1枚です。

普段AFでの撮影がほとんどな筆者にとって、片手に収まるコンパクトさもマニュアルフォーカスレンズへの抵抗感をなくしてくれる材料になりました。
現代的な写りが際立つものも多いSONYのEマウント用レンズのなか、気軽にクラシカルな写りを楽しんでみたい、そんな方にぜひ試していただきたい1本です。

 

 




[ Category:Carl Zeiss & Voigtlander etc. SONY | 掲載日時:23年03月24日 16時30分 ]

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