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【Wish Upon a Star】 Vol.5 NIKKOR Z 20mm F1.8 S

【Wish Upon a Star】 Vol.5 NIKKOR Z 20mm F1.8 S

山間部に雪が増えてきた今日この頃。
吐息が白く見えるのと同時に空気が済んできたことを実感する寒空となりました。

さて、レナード彗星 (C/2021 A1 (Leonard)) はご覧になりましたでしょうか。
筆者も先日、薄明前の短い時間でしたが見ることが出来ました。
先日までは未明から明け方までの時間帯に上がっておりましたが、12月の後半は日の入り後に南西の高度10°未満の低い空でその姿を現しています。

そして、流星も活発に出現しております。
三大流星群の「ふたご座流星群」が2021年12月14日に極大(ピーク)を迎えます。
さらに年明けの2022年1月4日の明け方にこちらも三大流星群のひとつ「しぶんぎ座流星群」が極大を迎えます。

昨年のふたご座流星群の記事はこちら

【Wish Upon a Star】ふたご座流星群2020

今回ご紹介するのは、NikonのZマウントレンズから「NIKKOR Z 20mm F1.8 S」です。

20mmの大口径レンズながら、出目金レンズではないので前玉側にレンズフィルターを装着することが可能なので、ソフトフィルター等を用いるのも容易です。

ピントリングが大きく作られているためにピント調整がしやすく、寒空の元、手袋を着けたままでも微調整が可能です。

絞り:F1.8 / シャッタースピード:13.0秒 / ISO:5000 / 焦点距離:20mm
使用機材:Nikon Z6II + NIKKOR Z 20mm F1.8 S 

撮影はNikonのフルサイズミラーレス一眼カメラ「Z6II」で行っています。
加えて、Kenkoのプロソフトンクリアフィルターを使用しております。
まず驚かされたのがその解像感。
高画素機でなくとも、モニター画面を一目見ただけでそれまでのレンズと違うことが分かります。
1枚撮りの撮って出しですが、星だけでなく地上景もくっきりと写し取れていることがわかります。

絞り:F1.8 / シャッタースピード:13.0秒 / ISO:2500 / 焦点距離:20mm
使用機材:Nikon Z6II + NIKKOR Z 20mm F1.8 S

20mmは広すぎず狭すぎずといった具合で、天の川を収めた際にも程よく画角に濃い部分がフィットいたします。

絞り:F1.8 / シャッタースピード:13.0秒 / ISO:2500 / 焦点距離:20mm
使用機材:Nikon Z6II + NIKKOR Z 20mm F1.8 S

星を撮るためのレンズとなるとやはり超広角~広角あたりの画角をカバーするレンズが候補になってくるかと思いますが、私は20mmを推したいです。
パノラマ撮影も候補に入れるほどの景色では、1回で広く撮れる超広角が得意です。
ところが、星空をメインに撮る場合は星が小さくなり過ぎてしまい、やや迫力に欠けてしまう気がしてしまうのですが、20mmであればそれが程よく満たされるのです。

絞り:F1.8 / シャッタースピード:10.0秒 / ISO:2500 / 焦点距離:20mm
使用機材:Nikon Z6II + NIKKOR Z 20mm F1.8 S

加えて超広角だと、周辺の木や建造物等の写り込みを気にしないといけないのですが、20mmはそこまで神経質にならなくてもひらけてると思った方に向ければ写りこまずに撮影が行える扱いやすい画角な気がします。

絞り:F1.8 / シャッタースピード:13.0秒 / ISO:2500 / 焦点距離:20mm
使用機材:Nikon Z6II + NIKKOR Z 20mm F1.8 S

周辺までしっかりとシャープに写してくれるので、数多の星々を画面いっぱいに撮影する事ができます。
また、星空だけでなく地上の景色もディテールを損なわず撮影ができるので一本持っておいて損はないレンズだと感じます。

絞り:F1.8 / シャッタースピード:13.0秒 / ISO:3200 / 焦点距離:20mm
使用機材:Nikon Z6II + NIKKOR Z 20mm F1.8 S

すっかり冬の星座が目立つようになってきて色の濃い天の川が恋しいところではありますが、空気も澄んできて撮影や観測には適した季節となります。
星単体だけでなく星座や天の川はたまた流星等、寒い季節ですが熱い季節となりますので、ぜひ外を眺めてみてはいかがでしょうか。

広角レンズが比較的充実しているNikonのレンズ群ですが、星空を意識すると求められる性能は高くなります。
点像を点として写す能力や周辺部分の収差の抑制などがありますが、この「NIKKOR Z 20mm F1.8 S」はどのポイントにおいても抜かりがなく、星空撮影に適したレンズといえそうです。
フルサイズミラーレス機の登場とともに発表された、Nikonのあらたなレンズマウント、「Zマウント」。
それまでのFマウントの系譜を受け継ぎ、さらに進化を遂げた「Zレンズ」はデザインだけでなく中身も刷新されていることは間違いないようです。
ぜひその中の一つ、「NIKKOR Z 20mm F1.8 S」とともに星空を眺めてみてはいかがでしょうか。

 





[ Category:Nikon | 掲載日時:21年12月13日 17時00分 ]

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