マップカメラの29周年創業祭も中盤に差し掛かります。
花火やお祭りなどイベントが盛りだくさんの夏。
本ブログでは「コレがあるから夏がさらに楽しい!」というテーマをもとに、スタッフ一押しの夏の楽しみ方をご紹介いたします!
【季節の花、早朝の花見があるから、夏が更に楽しい!】
猛暑、猛暑の2023年の夏、いかがお過ごしでしょうか。
屋外での長時間の撮影は危険ですので、早く切り上げましょう。
燦燦と輝く太陽に向かって咲いてました。
「ハス・蓮」です。
夏、ひまわりと双璧をなす花です。
熱帯および温帯東アジア、北オーストラリアが原産地です。
蕾です。
一日目の開花です。
全開せず、ふっくらした開花です。
二日目の開花の花です。
よく写真で見るのはこれです。
午前中咲いて午後しぼむ、その繰り返しでおよそ三日間くらいで散ります。
見頃は朝7時頃から9時頃と言われてます。
葉っぱです。
盾状で円形、30cm~70cmくらいあります。
葉っぱに水玉が乗っています。
空洞の茎から水を吸い上げ、葉の中心で水玉を動かす。
水を弾く、これをロータス効果と言います。
この原理を防水、汚れにくい技術に応用されています。
花が終わった後の花托です、又は花床とも言います(雄しべ、雌しべを支えるところ)。
熟し始めたところです。名前も花床から果托に変わります。
蓮の実は蓮実、蓮子と言い、殻を付けたもの石蓮子、殻を取ったものを蓮肉と言う漢方の生薬名があります。
解熱、下痢止め、滋養強壮に煎じたものが効きます。
枯れて、乾燥して種が出来ました。
この花床の形がアシナガバチの巣に似ていることから、万葉時代「はちす」と呼ばれ、のち「ち」が省略され「はす」とも呼ばれたのが、名前の由来です。
それから、「蓮」は日本には無かったもので、5000年~6000年前、稲と同時期に渡来しました。
その証拠に全国あちら、こちらで化石が発見されてます。
この撮影で目の前に現れたシオカラトンボです。
ちょっと目を離したら、暑いと見えて陰で止まっていました。
親離れした小雀です。蓮にはいろいろと止まったり、隠れたりするところがあります。
花托に止まりました。
また、蕾にとまったり、暑い撮影の楽しみと清涼剤になってくれました。
この暑さの中、ちょっと頑張って、気温が低いうちに短時間での撮影やってみませんか。
普段と違うものに逢えるかも、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
【参考文献】
日本の水草 (ネイチャーガイド) 角野 康郎 (著)出版社 : 文一総合出版
花蓮品種図鑑 大貫 茂 (著) 出版社 : 誠文堂新光社
スイレンとハスの育て方・楽しみ方 岩見悦明 (著)出版社 : 家の光協会
東京都のトンボ喜多 英人 (著), 須田 真一 (監修)出版社 : いかだ社
熱帯植物図鑑: Guide to Neotropical Plant Families日本インドアグリーン協会 (編集), フラワーオークションジャパン出版社 : 誠文堂新光社
身近な薬草活用手帖: 100種類の見分け方・採取法・利用法 寺林 進 (監修)出版社 : 誠文堂新光社
くらべてわかる トンボ (くらべてわかる図鑑) 尾園 暁 (著)出版社 : 山と渓谷社
生薬と漢方薬の事典田中 耕一郎 (著), 奈良 和彦 (監修), 千葉 浩輝 (監修)出版社 : 日本文芸社
写真で見る植物用語 (野外観察ハンドブック)岩瀬 徹 (著), 大野 啓一 (著)出版社 : 全国農村教育協会
鳥くんの比べて識別!野鳥図鑑670 永井真人 著 茂田良光 監修 文一総合出版
夏の楽しみ方は十人十色。次回の更新もお楽しみに!