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フィルムカメラで一期一会の猫を撮る

フィルムカメラで一期一会の猫を撮る

カメラを持ってのお散歩中、猫を見かけるとついレンズを向けてしまいます。
でも、たいていそれを察知したかのようにダッと逃げられてしまいます。
まぁ、私だって見ず知らずの人にカメラを向けられたら、顔を背けてしまいますが…

中には人懐っこい子もいて、さらにはカメラ慣れしているのかポーズまで取ってくれる子もいます。
そんな時はこちらも遠慮なく撮影させていただきます。

彼らに向ける私のカメラはといいますと、そうフィルムカメラ。
勿論、デジタルカメラで、それもズームレンズを装着して臨めば、失敗なく数多くのショットをものにできるのは判っています。
でもそれだと、後々見返した時に何となく印象が薄く感じられてしまうのです。
フィルムに刻まれた1コマ1コマに、その時の猫との出会いややり取り(?)が写し込まれていて、見ているとさらにその出会いに至るまでの時間も思い出させてくれる気がします。
そんなふうに感じるのは私だけでしょうか。

ローライフレックス 3.5F(カールツァイス プラナー 75mm F3.5) フジフイルム プロビア 100F

かなり昔に撮った1枚。広島県は尾道にて。
尾道の猫は、かなり人慣れしている、というか人を全く気にしていません。自由奔放な感じ。
写真もいっぱい撮らせていただきました。

カメラは、二眼レフのローライフレックス 3.5F(プラナー)。
ファインダースクリーンを上から覗き込みお辞儀するような姿勢になるウェストレベルの撮影スタイルは、人物撮影の時に一眼タイプのカメラと異なり相手に威圧感を与えないといいますが、猫撮影でも同様でしょうか?
カールツァイス プラナーの柔らかな描写は、猫をよりフワフワにします。

ローライフレックス 3.5F(カールツァイス プラナー 75mm F3.5) フジフイルム プロビア 100F

坂と階段の町、尾道らしく猫も階段の前でたたずみます。何を待つのか、哀愁を感じる背中。

ローライフレックス 3.5F(カールツァイス プラナー 75mm F3.5) フジフイルム プロビア 100F

3兄弟? 何枚か撮る間仲良く並んでくれていましたが、そのうち思い思いのところへ。

ローライフレックス 3.5F(カールツァイス プラナー 75mm F3.5) ローライナー1使用 フジフイルム プロビア 100F

一匹は妙に寄ってきてくれました。近接撮影用のローライナーを、驚かさないようにそうっと装着して撮影。後ろにもう一匹がかすかに見えます。
さて、もう一匹は…

ローライフレックス 3.5F(カールツァイス プラナー 75mm F3.5) フジフイルム プロビア 100F

体、柔らかいね…

ローライフレックス 3.5F(カールツァイス プラナー 75mm F3.5) フジフイルム プロビア 100F

こちらも坂の途中で出会った猫。ちょっと不機嫌?

実は、この時の旅行ではライカ M3も携えていました。ドイツコンビを代わる代わる持ち替えての撮影。

ライカ M3 + ローライ ゾナー 40mm F2.8 HFT フジフイルム プロビア 100F

コンパクトカメラの銘機「ローライ 35S」に搭載されていたレンズの復刻版、まさにライカとローライの夢の共演です。
こちらも静かなシャッター音のライカ M3。日向ぼっこを邪魔しません。

ライカ M3 + 赤ズマロン L28mm F5.6 フジフイルム プロビア 100F

ライカ M3 + 赤ズマロン L28mm F5.6 フジフイルム プロビア 100F

左の置物に注目していたら、足元を駆け抜けていきました。本当に一瞬…

ライカ M3 + DRズミクロン M50mm F2 フジフイルム アクロス100

ここからは、最近の写真。妻と近所を散歩している途中で撮りました。
冬のある日、日差しが暖かいのか、撮影中迷惑そうな顔をしながらも動きませんでした。

ハッセルブラッド 500C/M + カールツァイス C80mm F2.8

こちらも暖かな日差しの中、近づいても全く動かず。ただ、ハッセルの「バコッ!!」という大きなシャッター音がする度にちょっとこちらを見てました。ごめんなさい…

ミノルタ オートコード I(ロッコール 75mm F3.5) フジフイルム プロ160NS

「あっ、猫!」
多摩川の河川敷を散歩中に妻が指さしたのは、遠くのニャン。レンズ交換のできない二眼レフでは、これが限界… でも、これはこれで、まぁ、いいか。

ミノルタ オートコード I(ロッコール 75mm F3.5) フジフイルム プロ160NS

その帰り道、ちょっと暗くなり始めたときに出会った猫。
妻の足元で、緊張感がひしひしと感じられました。

ミノルタ オートコード I(ロッコール 75mm F3.5) フジフイルム プロ160NS

そして、この動き。ええ、フィルムでは捉えきれません。でも、まぁ、これはこれで。

遠出の許されない昨今の状況ですが、ひと気の少ない路地裏を巡り、出会った猫をフィルムカメラでパチリ。
失敗しても、まぁ、それはそれで…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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[ Category:etc. Leica | 掲載日時:21年05月01日 19時40分 ]

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