マップカメラスタッフが語る「ニハチ」の魅力~SONY FE 28-60mm F4-5.6~
「ニハチ」
カメラ業界でニハチと言えば28mmかF2.
本ブログでは、マップカメラの28周年をニハチとかけ、
毎日28mmかF2.8のどちらかが掲載されますので、
本日ご紹介する「ニハチ」は…
『SONY FE 28-60mm F4-5.6 SEL2860』です!
今回は連載に沿ってワイド端28mm側に限定してご紹介します。
2021年、SONYフルサイズ用Eマウントレンズの中で最小・最軽量の標準域ズームレンズとして発売された本レンズ。
使いやすい焦点域に、最新のボディのAF性能も十分に発揮します。
何より注目したいのはポケットに忍ばせることも可能なサイズ感。
重さは約167gと身近なもので例えるとコンビニのおにぎり1個とちょっと分くらいの重さでしょうか、とにかく軽い。
今回はこのコンパクトさを活かすため、レンズキットにもなっているSONY α7Cとの組み合わせで近くの神社へ訪れました。
新宿三丁目駅近くにある花園神社。
カンカン照りの猛暑日、新宿の人込みを抜けて鳥居をくぐると、まさに「空気が変わるというのはこういうことか」と感じられます。
バリアングルを利用して低い位置からの撮影。
境内の方へと向かう厳かな空気までも表現してくれる28mmという画角です。
平日の真昼間でありましたが、立ち代わり入れ替わり参拝客が訪れていました。
神社の横に背の高い建物があるのはなんだか違和感を感じるのですが、それも含めてこの神社の魅力であり、この画角だから収めることが出来ます。
コロンと転がる実にピント合わせてみました。
イチョウの葉と共にあちこちに落ちていましたが、銀杏にしては大きすぎるような、梅にしても時期が違うようです。
立体感、解像感文句なし。木の幹に寄ってみた1枚を。
本レンズはワイド端で30cm、テレ端で45cmまで寄ることが可能です。
筆者が個人的に最短撮影距離を気にするのは、美味しいご飯を撮りたいから、が目的なのでこの日もカフェにでも寄ろうかと考えましたが、時間の都合であえなく断念。
空の青に、境内の赤、生い茂る緑。よく映えます。
誰かの願いごとをじっくり眺めるのは気が引けて、写真もこっそり覗き込むような構図になりました。
今回は28mm側にスポットを当てたブログではありますが、せっかくのズームレンズなのでまったく同じ位置から焦点距離60mm側での画角も。
望遠側のぎゅっとした構図も魅力的。こちらのズームレンズをご検討中の方の参考になれば幸いです。
奥の境内に向かい風がスッと抜けていくような、通してソニーらしい色味のレンズです。
重さ軽さはもちろんの事、描写に関しても癖のない、最初の1本にもぜひおすすめしたいレンズです。
いかがだったでしょうか。
28mm、正直あまり好んで使ってきた画角ではありませんでしたが、こうして撮った写真たちを振り返ってみると思いのほかバリエーションに富んだ画が作れるなと感じました。
ズームレンズ関しては実際そんなことをあまり気にせずに済むことがメリットではあるので今回の撮影に関してはちょっと滑稽ではありましたが、「広すぎる…」と工夫を凝らして動き回ったのもおもしろいものです。
このコンパクトさはどんなシーンでも威圧感なく溶け込んでくれるはず。
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