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【タイムズフォト】奈良県東大寺二月堂のお水取り


奈良ホテルより興福寺五重塔を眺める

一般に「お水取り」で知られるこの行事は、「東大寺二月堂修二会」という法要(仏教行事)で、その正式な名称は、「十一面悔過」といいます。十一面悔過とは、錬行衆という選ばれた11名の僧侶が、「天下泰平・五穀豊穣・万民快楽」を願って五体投地などの荒行をおこない、十一面観世音菩薩に人々に代わって懺悔の行を勤めるもので、その行の中で観音さまにお供えする「お香水」を汲み上げる儀式が「お水取り」、その行を勤める錬行衆の道明かりとするのが「お松明」で、共に一連の法要の中の一部となっています。
修二会は、準備期間も含めると3ヶ月もになる大きな法要で、勝宝4年(西暦752年)より今まで1258回も途絶えることもなく毎年続けられてきたとのこと。来年は奈良遷都1300年ですが、それに相当する歴史のある行事なんですね。そんなお水取りのお松明を見れば100年に一度といわれているこの大不況も、何とかなっちゃうかもしれません。


奈良の鹿(#クリックで拡大)
東大寺に近づくにつれ、鹿がたくさん見られます。
これは鹿が春日大社の神獣として永きに渡り保護されてきたため、今も放し飼いのような状態で多くの頭数が見られます。野生とのことですが、人によく慣れており近寄っても逃げることはありません。むしろ、鹿せんべいを持っているのではないかと寄ってこられるほどです。


鹿注意の交通標識(#クリックで拡大)
奈良公園近辺には他の都市ではあまり見かけない交通標識があります。


鹿の横断(#クリックで拡大)
車も恐れず車道を上手に横断しています。鹿も自ら車の前に出ることはないようですが、犬に追われて車道に飛び出すこともあるそうで、先の標識があるとのこと。ドライバーさんは要注意です。


博物館でのお水取りの展示(#クリックで拡大)
ちょうどお水取りの時期に合わせて奈良国立博物館で特別陳列がありました。
これを見てからいけば、行事の理解が広がり、味わい深い撮影旅行になることでしょう。


奥に見えるのが博物館の本館です。(#クリックで拡大)
牡鹿は角を切られたせいもあってか、みんな目つきが悪くてちょっとコワイです。


博物館新館の入り口(#クリックで拡大)
展示では修二会についての20分ほどのビデオが上映されており、
一般に公開されていない行事の内容もよくわかるのでおすすめです。


東大寺二月堂(#クリックで拡大)
運よく午後6時ぐらいに到着したのが幸いで、まだそれほど人はいませんでした。


しかしこの後徐々に混んでいき、午後6時半ごろには振り返ればこの混雑。

3月12日が一番混雑するらしいのですが、これ以上に人出があるとすると、来たのはいいものの全く見れないで帰る人もいるっていうことなんでしょうか。

実は、午後5時ぐらいに奈良についたとき、ホテルに荷物を置いてから現地に行こうかと思っていましたが、駅の観光案内所で係りの方に「混雑するので今すぐ行ったほうがいいですよ」といわれてその通りにしました。二月堂は山の中腹にあるので、旅行の荷物を全部もって坂を上るのは大変でしたが、いい場所が取れたので、その甲斐はありました。


(#クリックで拡大)
午後7時からお松明が始まりました。
脇の回廊を大きな松明が巨大な炎を伴ってゆっくりと上がっていきます。
その後、堂の中から松明が突き出されて、端から端まで火の粉が振りまかれます。


(#クリックで拡大)
1日10本のお松明が灯され、火の粉が振りまかれます。
炎って写真で見ると小さく見えるんですね。シャッターのタイミングによると思いますが、肉眼で見る炎は写真以上に巨大で、あれでよく火事にならないのが不思議なくらいです。


お松明をしているときは、基本的に照明が消されます。(#クリックで拡大)
前の立て札に書いてある通り、三脚、フラッシュ禁止ですので、光量的にかなり厳しい条件での撮影になります。アナウンスでは一脚も禁止といっていました。


(#クリックで拡大)
自分がフラッシュをつけてなくても周りの人のフラッシュと同調しちゃうということもあります。最近、ISO感度の高いコンパクトデジカメが増えていますが、まだまだISO感度を上げると、かなり画がノイジーになりますので、夜景モードを選択してでできるだけ手ブレを起こさないようにして撮影するのがおススメです。

手ブレの影響が出にくい広角よりの画角で撮影するか、はたまた手ブレ補正機能を活用するか、いずれにしろ厳しい条件での撮影は、カメラの性能と経験が撮影の結果に大きく出ます。

撮影に不安があったら、似た様な条件であらかじめテスト撮影をしておくのもいいでしょう。


(#クリックで拡大)
一枚づつ背面液晶で画像を確認しながら撮影すると、シャッターチャンスを逃すので、
撮影した後に、いい写真だけ選ぶようにして枚数を撮影した方がよいでしょう。

この火の粉を浴びると無病息災といいますが、
この写真に写った火の粉にも同じようなご利益があるといいですね。


(#クリックで拡大)
お松明が終わった後は、二月堂に上がって景色を見るものいい感じ。

【旅INFO】
東大寺二月堂修二会(お水取り・お松明)

◎期間:
3月1日~3月14日午後7時から(最終日のみ午後6時半から)

◎交通機関:
JR奈良駅から徒歩30~40分
近鉄奈良駅から徒歩20~30分
(二月堂までは、ずーっと上り坂なので、余裕を見て移動されることをおすすめします。)

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今回、カメラはNikon CoolPix P6000を使用しました。
軽量コンパクトなのはもちろん、GPSで位置情報も入るので旅行にはおススメ。
良いカメラです。
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[ Category:etc. | 掲載日時:09年03月03日 17時15分 ]
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