
本日発売!Leica M11
2022年1月21日、二十四節季の大寒を迎えた本日、皆様の心にあたたかなニュースを一つ。
Leica M11が、本日発売となりました。
先代M10シリーズの発売開始が2017年。2018年にはM10-P・M10-Dが、そして2020年M10 モノクローム・M10-Rが次々と発売されました。
そして今回、M11という全く新しいM型デジタルが、我々の前に姿を現しました。
発売前からその注目度はすさまじく、様々な噂が飛び交い、我々ファンを時に喜ばし、ああでもない、こうでもないと賑わせてくれたM11。
遂にベールを脱いだ圧倒的なスペックは、我々の想像をはるかに超え、驚きと喜びをもって迎えられました。
伝統と革新が見事に融合した、新たなライカMデジタルの歴史の幕開けです。
それではまず、外観からご紹介いたします。
最も大きな変化はベースプレートの廃止ではないでしょうか。
フィルムの時代から一貫してベースプレートを採用してきたM型。その歴史がついに塗り替えられました。
ベースプレートを排しSLシリーズやQシリーズのようにレバーでバッテリーを外す方式を採用。
シーリングもなされ、一層機材としての信用度を上げたように感じます。
SDカードスロットはバッテリールームに併設されています。
M型で初めて内蔵64GBを採用。万が一SDカードの容量を使い切ってしまっても撮影が続行できます。
更にUSB給電にも対応。今までチャージャーでしか充電が出来ず、付属のシガーソケットで移動中に充電していた方も多いかと思います。
今後はもうそんなことはせず、本体下のUSB-Cスロットにケーブルを差し込むだけで充電が行えます。
ブラックペイントは従来と異なるマットな質感。
軍艦部の素材が真鍮からアルミニウム合金に代わったことで530g(ブラックペイント・バッテリー込)という重量を実現。
驚くなかれ、この重量はなんと初代M型のM3(初期約590g・後期約570g)や、露出計付きのM6(約560g)よりも軽いのです。
進化は留まるところを知らず、心臓部であるセンサーには6,000万画素35mmフルサイズ裏面照射型CMOSセンサーが採用されました。
アポズミクロンの解像力に負けない驚異のセンサーが搭載されました。
また、CCDユーザーの皆様に馴染み深い1,800万画素、一般的な高画素機と同等の3,600万画素、全画素6,000万画素でRaw保存できるトリプルレゾリューションシステムを採用。
様々な楽しみ方が出来、実用度も上がった新時代のM型機となりました。
2022年1月21日、Leica M11 発売。新たな歴史のスタートです。