α9/α7RIII/α7IIIで”マニュアルフォーカス”を愉しむ!
皆さんこんにちは。
ジメジメした日が続きますが、雨にも負けず撮影にいそしむ筆者です。
さて、今回はマニュアルフォーカスのお話。
ミラーレス一眼という事で、背面液晶でもファインダー(EVF)でもピントの拡大が出来たりするためマニュアルフォーカス撮影もそこまで苦ではないと思うのですが、今回はそのマニュアルフォーカスをもっとしやすくしよう!という趣旨の内容となっています。
それではいってみましょう。
1.MFアシストについて
Eマウントレンズを装着している場合レンズ側についているスイッチもしくは、ボディ側のフォーカス設定をMFにして頂く事でマニュアルフォーカスモードに切り替わるわけですが、Eマウントネイティブのレンズに関してはピントリングを回すことで自動的にピントの拡大が行われるようになっています。
豆知識ですが、今回の3機種であればカメラ側のマルチセレクターで選択出来る測距点とピント拡大箇所が連動しますので、フレキシブルスポット系のフォーカスエリアを選択することで拡大させたい場所の選択が簡単です。
2.手動拡大(カスタムキー)
電子接点のついたEマウントレンズであれば前述の通りピントの自動拡大が働きますが、マウントアダプターを介しての場合は手動で拡大を行う必要があります。
III型のボディになってからはカスタムキーの「ピント拡大」が最初割り当てがされていない状態になるため、お好みのカスタムキーに割り当てを行う必要があります。
ここはII型機までのボディのデフォルトキーである”カスタムボタン2″に割り当てを行うと従来機と同じ操作感で動かすことが可能です。
更にここでも豆知識。純正レンズでかつマクロレンズなど撮影倍率が高いレンズを装着する場合、自動拡大が入ってしまうとかえって構図の組み立てがしづらくなってしまうことがあります。
そういった場合はボディ側の「MFアシスト」を入⇒切としていただく事で、全てのピント拡大操作を手動で行うことが出来るようになります。
3.ピント拡大初期倍率について
この項目は手動拡大を行う方向けの内容になります。
メニュー内から設定ができ、
α7RIII:x1.0⇒x6.2
α9:x1.0⇒x5.9
α7III:x1.0⇒x4.7
と変更することが可能です。
この設定を変更することでIII型機では前述した通りフレキシブルスポット系のフォーカスエリア選択をしている場合、測距点の選択とピント拡大位置が連動するようになったおかげでセレクターでポイントを動かして後はピント拡大割り当てキーを押し込むだけで済むようになり、かなり楽ができるようになりました。
これがII型機までのボディではピント拡大を行う際にピント拡大割り当てキーを押し込むとまず画面上にオレンジ色の小さな枠が出てきた上で、方向キーで拡大させたい場所にオレンジ色の枠を移動をした上でもう一度ピント拡大割り当てキーを押し込むツーアクション式でした。
4.ピント拡大中のAFについて
APS-C機も含めればα6300から付いている機能になりますが、ピント拡大させながらAFを行う事が出来るようになりました。
これが従来機の場合、ピント拡大を行った状態でシャッターボタンを半押しするとピントの拡大が解除され構図全体を確認してから撮影といった仕組みになっています。
ピント拡大中のAFが”入”になっている場合AF-Sなどの設定時に手動でピント拡大を行った時に、拡大状態のままAFが行えてシャッターを切るまで拡大が解除されないスグレものなのですが、この設定が”入”になっていると設定がMFで手動拡大を行った際も同様で半押しでの解除がされなくなっているため注意が必要です。
最後に半押しして構図全体を確認してから撮影したい方はこの機能を”切”に設定してあげると良いでしょう。
5.EVFのフレームレート(α7RIII/α9のみ)
現状はEマウント機でも屈指の画素数を持つ上記2機種のみ、EVFのフレームレートを60fps/120fpsで可変させることが可能となっています。
動体撮影などの場合はもちろん120fpsをお選びいただいた方がより遅延の少ない像を見ることが出来るのですが、60fpsを選んでいただくとEVFの画素数をフルに使ってのマニュアルフォーカスができピント合わせがいままで以上に楽しくなるはずです。
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