【SONY】α Like Vol.6 「思い出のとしまえんを振り返る」【フィルム】
ソニーを愛し、ソニーに愛されたいスタッフが綴る「α Like」シリーズ。
今回は「思い出のとしまえんを振り返る」と題して写真をご覧いただきます。
今年の8月。
多くのファンや近隣住民に惜しまれながらも、その94年の歴史に幕を閉じた「としまえん」。
四季を通して沢山の人々の憩いの場として親しまれていました。
筆者は、関東出身という訳でもなく、幼少期から思い出が詰まっていて…という事はないのですが
としまえんを取り巻く様々な表情に心打たれ、なんとか拙い写真の腕でもその空気を残したいと思い、
なんと一ヶ月で4回も訪れ、さまざまに撮影を楽しませて頂きました。
ほとんど撮影に時間を割いていたので肝心のアトラクションにはまったくと言っていいほど乗っていません。
中でもとしまえんのアイコン的存在のカルーセル「エルドラド」には、一度乗っておきたかったなぁと少し後悔もあります。
ただ、エルドラドに関しては一度解体したのち、職人の手で修復を行ってまたどこかで稼働するようです。
また会える日を楽しみに…と捉えた木馬の美しい木目。職人技が光っています。
もうひとつ、私自身の心に残った部分として初めてフィルムカメラでの撮影を楽しみました。
カメラはリコーから発売されていた「XR500」という普及帯の一台。
露出設定やフォーカスに至るまで全てがマニュアル、という潔さが気に入って初めての一台に選びました。
レンズは「SMC PENTAX-M 50mm F1.7」標準的な単焦点ですが、クセのない描写とボケ味の美しさでコチラもお気に入り。
せっかくなので、現像したフィルムの画も何枚かご覧いただければと思います。
デジタル一辺倒の筆者ですが、フィルムの旅情あふれる表現がとても気に入ってしまい
この一台以降、着々とカメラの収集を行っているというお話はまたの機会に…
外したくない撮影機会は、大好きなソニーに信頼を寄せて。
いつもと違う「遊び心」を潜ませたときはフィルムカメラで。
そんな使い分けも、これから先やってみようかなぁと思った次第です。
賑やかな喧騒が去った地に、今後は異なるコンセプトの施設ができる予定があるそうです。
願わくば、また沢山の人の青春や心の休まる場所になって欲しいものです。
それでは、次の「α Like」でお会いしましょう。