【マップカメラ情報】★フィルム千夜一夜★ 第3夜 仕事で使ったフィルムカメラ
~フィルムカメラ、フィルムで撮影した写真の魅力をリレー形式で語っていくシリーズです~
私が以前の仕事で初めて使ったフィルムカメラがFUJIFILMのGW690でした。
(写真は同シリーズのGW680です)
今でもこのカメラを目にすると当時の楽しい瞬間の数々を思い出します。
当時の私はカメラの扱い方をろくに理解していなかったこともあって
周りの方々をハラハラさせたり怒らせたりといろんなことをやらかしていました。
しかし当時は自分で撮って、現像してプリントする、といった職場環境だったので
自分の未熟さが写真によくうつっていて大変勉強になりました。
そのため先輩や上司の方々のおっしゃっていることも理解しやすく、
撮影のちょっとしたミスも次につなげることができたのはとてもラッキーでした。
もちろんミスもどうにかなるものとどうにもならないものがある、
ということはいうまでもありません。
やはりどんな分野でもそうだと思いますが仕事はちゃんと
ポイントを押さえてやらないと私のように冷や汗をかく量が増えて大変ですね。
ある日、集合写真の依頼をうけて撮影したときのこと、
撮影終了後、何を考えていたのかそのまま裏蓋を開けてしまいました。
しかも太陽を背にしたままだったので順光直撃でした。(まぬけですね)
こんな大事なところで超ありがちな凡ミスに動揺しまくりながらあわててラボに飛び込みました。
フィルムを現像したところ奇跡的に使える画が1カットだけあり命拾いしました。
(当然、別のカットは真っ黒でした。)
もちろん失敗だけでなく、うまくいった時(お客様の反応も含めて)の喜びも
自分にとって大きな自信になりました。
とにかく時には天国にも地獄にも行くような緊張感を味わえるところは
フィルムカメラならではですね。
GW690は私にとってカメラの世界への入り口でした。
みなさんもフィルムカメラを楽しんでください。
でも裏蓋を開ける時は気をつけてください。
2号店2階 by Highway To Hell
★☆★ A Film makes me so happy ★☆★