【Nikon】Carl Zeissのマクロレンズをもって風車の広場へ秋桜を撮りにいく
先月撮影したものになります。
秋桜の咲くころに毎年と言っていいほど必ず訪れている場所があります。
「佐倉ふるさと広場」
印旛沼沿いにある公園で、1994年に日蘭親善のシンボルとして建設されたオランダ風車「リーフデ(友愛)」がある広場となります。
この風車の名前ですが、「リーフデ」(オランダ語で「愛」)”De Liefde”と名付けられており
約400年前、日本に初めてやって来て日本とオランダの交流のきっかけを作った
オランダ帆船デ リーフデにちなみ名づけられているそうです。
風を受け、貼ってある帆の面積の量で回転力を制御するようになっているそうで、風車守が風量をみて調整しているとのこと。
日本初の水汲み型風車としてもしられています。
印旛沼のサイクリングロードの「西印旛沼周遊コース」のスタート地点になっているとのことで
訪れた際もサイクリング姿の方が出入りされているのが見受けられました。
印旛沼は江戸時代に開拓された沼で北と西に分かれており水路で繋がっている沼になります。
そのうち、この「佐倉ふるさと広場」がある西印旛沼の周囲は15kmほどで周遊できるコースになっているそうです。
4月の「佐倉チューリップフェスタ」、7月の「風車のひまわりガーデン」、10月の「佐倉コスモスフェスタ」と
季節折々の花々が見られる広場ですが
マリーゴールドやパンジー・ビオラ等が植えられており、他にも貸花壇『シェア・ガーデン』というものもあるようで
季節ごとの花々が植栽されています。
今回は「佐倉コスモスフェスタ」の時期に合わせて訪れています。
イベントの時期には大規模な植栽面積で、とても大きなお花の絨毯を楽しむことが出来ます。
今回秋桜の撮影ということで用意した機材は
「Nikon Z5」「Nikon マウントアダプター FTZ」「Carl Zeiss Milvus 100mm F2 M ZF.2」
Carl Zeiss (カールツァイス) Milvus 100mmは最短44cmのマクロレンズで撮影倍率は1:2になるレンズ。
伝統のダブルガウスタイプであるこのレンズはPlanarらしいふわっとした柔らかいボケ味が魅力です。
MilvusはFマウントの時代に高画素のデジタル撮像素子に最適化された対応するために生まれたレンズになります。
収差バランスの最適化により得られる立体感とグラデーションと紹介されていますが
とろけるようなボケと精細な描写による立体感を両立させている素晴らしい描写が得られるかと思います。
ミラーレス機の時代に用いても十分にその描写に満足できるでしょう。
大きな鏡筒は精確なピント合わせを可能にする大きな回転角を有しており、
ヘリコイドのトルクも適度な抵抗なのでマニュアルでの操作にストレスを感じません。
動画の撮影に使用する場合でも静音性も含め、適正があるかと思います。
Milvusはデジタル一眼レフカメラが高画素化された際に対応するために設計されたレンズになりますが
ミラーレス機に移行し、Zシリーズがメインストリームになりつつある今こそ、このレンズは見直されるレンズかもしれません。
高画素で精細な画質が求められる今でも通用するクオリティとボディ側に手振れ補正機構が搭載されていることにより
中望遠の単焦点マクロレンズがより機動的に状況に左右されず使用でき、ライブビュー機能と共にピーキングを併用すれば
Fマウントで使用されていた頃より精度の高いフォーカスと安定した実力を発揮できると思います。
Carl ZeissのFマウントレンズのマニュアルレンズも、ミラーレスカメラとの組み合わせで
更に実力を発揮できる環境があるかと思います。
興味を持たれた方は是非ご検討下さい。