私。普段はマップタイムスでビンテージカメラ情報を担当している者なんですが。

最近、家内の様子が、なんだかおかしいんです。

◎マップタイムスで私が担当した記事よりも、なぜか鉄道倶楽部のほうを良く見ている。
◎「タモリ倶楽部」で鉄道が特集されている回は、空耳アワーよりも熱心に見ている。
◎ある日、家に帰ったら、鉄道マンガ「鉄子の旅」(→)が全6巻そろっていた。
◎「大宮で機関庫の一般公開があるらしいこと聞いた」というと、「連れて行け」と。

自分は鉄道に関しては全くの門外漢なのですが。。。

そこで、MAP鉄道倶楽部でおなじみのノリ氏の案内で、
5月26日(土)、さいたま市のJR大宮駅の北にある、大宮総合車両センター(旧大宮工場)で開かれた「ＪＲ東日本2007鉄道ふれあいフェア」にいってきました。

結論から申しますと、
鉄道ファンでなくとも大変楽しめるイベントでした。しかも入場無料！

鉄道ふれあいフェアは、
・毎年大宮総合車両センターで行われている、一般公開デー。
・開場前は、数100メートル位の列ができるので、早くに行ったほうが良いらしい。
・特に今年は、隣に開館する鉄道博物館に搬入される車両の屋外展示で、近年にない盛り上がり。
フムフム。

「早くいかないと、新型電車の試乗会に間に合いませんよ〜」、ということで、
普段、会社に出勤するよりも相当早くに起床して、大宮まで行ってきました。

実際いってみたところ、
・いわれた通り、開場前から、長ーい長ーい長ーい長ーーい行列。
・鉄道ファンが大挙して押し寄せているかと思いきや、意外と家族連れの方が多かった。
・特にお子様づれの方が非常に多い。う〜ん。今も昔も、子供に鉄道は大人気なんですね。

　
　
・今回の目玉。いままで写真でしか見たことないような、古い車両が大集合。すべて隣りにできる鉄道博物館入り予定のミュージアムピース。ファンの皆様がアツくなるのもわかります。電気機関車「ＥＤ１７」(右上)はイギリス製で、その昔、東海道本線を疾走していた車両とのこと。

　
・大宮総合車両センターは、普段車両の整備をしているところだけあって、数多くの電車の部品が整然と置いてあります。これは電車の車輪。これだけ並んでいると、まさに非日常的で異様な風景です。

　
・事故で停まっているわけではありません。試験用の線路を行ったり来たりの「新型車両試乗会」です。乗客全員で純粋に電車に乗ることだけを目的に電車に乗るなんてこと、普通はあり得ない。もちろん初体験。乗車券をもらう列(右)も、長い長い。クリスピークリームドーナツの行列よりも長い。まるでネズミーランドのアトラクションのよう。

　
・部品の販売や入札も行われていました。最低入札価格が20万円!? 凄いです。ライカが買えます。いったい、おいくらで落札されたのでしょうか？部品の販売は、場内で別の行列になっており、昼過ぎもまだ並んでいました。

　
・ピンク色のスペシャルペイントの機関車？ではなくて、ピンク色のパテで凸凹を埋めて化粧直し中。レストアされるとこんなにピカピカ。EF66(右)は、運転席にひさしがない初期型とのこと。これもミュージアムピース。

　
・機関車のつり上げ実演は、圧巻！何十トンもあろうかという鉄の固まりが宙を舞っています。つり上げられた状態で、工場の中を行ったり来たり。乗ってなくても、迫力満点。
　
　
・台車の解体実演。解体ショー。地味ですが、私たちが、何の気なしに日常的に使用している電車が、安全確保のため整備されている現場を目の当たりにしてみると、なんだか感動してしまいました。

・工場内にひっそりとたたずむ、通勤電車。ごくろうさまです。

今回の大宮での「ＪＲ東日本2007鉄道ふれあいフェア」以外にも、全国各地の一部の鉄道施設では一般公開が定期的に行われているようです。ちょっとWebで調べてみると、、、
・東京総合車両センター（旧大井工場）　一般公開　8月の最終土曜日
・鉄道総合技術研究所（国立市）「平兵衛まつり」　鉄道の日（10月14日）ごろ
などなど。

工場などはフォトジェニックな被写体としてよく知られていますが、機関庫なども同様で、写真写りの良いものがゴロゴロしています。鉄道ファンはもちろん、そうでない方もそれなりに撮影を楽しめる、おすすめイベントでした。

使用機材：Nikon D200 + AF-S DX Zoom Nikkor ED 18-70mm F3.5-4.5G（IF）
※最後の写真は３枚の画像を合成しました。