【マップカメラ情報】「EPSON プリンターの実力を体感 セミナー」 レポート!
8月28日土曜日。
マップカメラ16周年記念イベント『EPSONプリンターの実力を体感、
プリンタで広がるこだわりフォトライフ』が行われました。
今回の会場は新宿三井ビル内、「エプサイト」。先生はEPSON・松岡さんです。
プロ写真家の作品出力を手がけてこられ、現在は講師としてご活躍されています。
さあ先生、まずは参加された方へ、どのくらいデジタルプリントに親しんでいるのかを質問。
見たところ90%以上の方が、自宅プリントを経験していました。
参加者に有用なセミナーにするための質問タイム。
さて今回教材に使用したプリンターはこちら「PX-5600」。
多くのご家庭にあるプリンターは、最大A4サイズまで出力できるものが大半でしょうか。
PX-5600はA3ノビまで出力できる機種。
今回参加された方の中には、かなり真剣に、買おうかな!?とご検討をはじめた方も
いらっしゃったのではないでしょうか。
単純ですけど、写真が大きいと撮影の喜びも大きくなりますもんね。
思わず懐具合と、そして我が家に置く場所あるっけか…という思案が始まります。
さてPX-5600のご紹介。
その1.顔料インク使用!
…顔料インクと染料インクの違いや、それぞれメリットを紹介。
顔料はプリントしてから乾くまでの色変化が少なく、
仕上がりを見ながら画像を補正、という作業が効率的にできるのだそうです。
また、顔料は印刷紙自体を幅広く選べる、というメリットも。
その代わり印刷面は、紙の質感でなく、インク自体が持つ光沢が出ます。
ちなみに純正インクとペーパーを使用するメリットについてもご教授。
たとえば。エプソン製プリンターの紙送りは、純正紙裏面(あの、ロゴがずらっと並んだ面)に
摩擦係数をぴったり合わせてあるそうです!
正確な紙送り具合も、印刷結果に影響するのですねー。
その2.LCCSというシステム。
…粒状性、色再現性、階調性、光源依存性 という4つがプリントの鍵。
これを画像のRGBデータから、印刷のCMYKデータへ
もっとも適切に変換するシステムが開発、搭載されています。
その3.ビビッドマゼンタインクの採用
…こちらの採用により、色の再現範囲がぐっと広がったそうですよ。
その4.K3インクシステム
…EPSON PX-5300から採用されているシステム。
黒のグラデーションを「クロ」「グレー」「ライトグレー」の3種類で再現することにより、
色ブレが格段に減り、最小限のインクでの色再現が可能になりました。
顔料と染料で色がぜんぜん違う
さてそろそろ頭がぼんやりしてきましたか。
私は…いえ、大丈夫です。
では実際にプリント作業へ!
ということで本日ご参加の皆様に持参していただいたデータを
プリントしてみます!
★うまくプリントするためには?
なんでも道具はお手入れですね。
基準とするための無補正「ストレートプリント」を行います。
が、その前に!
クリーニングやメンテナンス、純正インクの使用、照明と画面の光は近いものをとの注意が。
ホコリを防ぐのにカバーを。蓋を。等も
基本のキでしょうが
私は今これを書きながら、そっと自分のプリンタを閉じました。
会場にご家庭の光環境「電気」を持ってきて、再現。
ううむ。ちがいます…
たとえば公募に出したい作品を制作しているとしてですよ。
徹夜で、こういった暖色の電球の下、うんうん唸って色調補正…。
「や、やっとできた」
迎えた次の朝をさあ、想像してみましょう。
私はしたくありません。
さて無事に2L判のストレートプリントが仕上がりました。
こちらを元に画像補正を始めます。
調整の流れはこの通り。
EPSONプリンタで使用できるソフト「Easy-Photo Print」。
つかったことがありますか?
Photoshopで行おうとするとちょっとむずかしい画像のいろいろを、
こちらの「オートフォトファイン」設定ではキレイに簡単に行えます。
実際に「補正なし」のプリントと比較したところ、
コントラストや明るさが補正され、より「見やすい」画像になったのでは?
という印象でした。
ちなみに「忠実再現プリント」という設定も。
こちらは設定した露出などを忠実に出してくれる点が優秀。
その代わり、当然設定を失敗していればそれをカバーする効果は得られません。
他、インデックスの作成やクロブチをつけるなど、便利な機能も!
ストレートプリントを見ながら画像補正。
こちらに関してはフォトショップ・エレメンツを使用しました。
ゆがみを取る、覆い焼き、明るさを整えるなど…
皆さんとっても真剣に聞いていらっしゃいました。
ちなみにフィルター効果も簡単に得られます。
こちらの85、コダックのフィルターの番号なのだそう…。
出来た画像をいよいよA3ノビで大きくプリント!
カラーとモノクロの2枚を出力します。
紙質は質感の異なる4つから選択可能。
迷っちゃいます。
分厚くてほんのりざらっとした手触りのスムース紙が人気でした。
ちなみにお値段も今回の紙の中では一番。
と聞いてさらにテンションの上がる皆様。
そうそう、普段使えない紙。試したいですよね。
…しかし、今回お持ちいただいた写真、どの机を見てもすばらしいこと。
未発表の作品が含まれているかもしれませんので
失礼ながら画像を隠させていただきましたが、さすが当店のお客様。と
勝手ながらジマンな気持ちになってしまったり。
出来上がった作品を先生にミニ講評していただいて、
写真とマップカメラの商品券をおみやげに、無事終了となりました。
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時間を大幅にオーバーしてしまいましたが、大変充実したセミナーだったのではないでしょうか。
画像はメールで添付したり、画面で見ることもできますが。
写真を人と囲んだときに生まれる笑顔ってよいものですね。
弊社スタッフも「やっぱプリントっていいなあ…」としみじみつぶやいておりました。
ご参加頂いた皆様、ご協賛いただいたEPSON関係者の皆様、
本当にありがとうございました!
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明日は今年の夏ラスト、「PENTAX 645D」のセミナーです!
画神が見せる4000万画素の新世界…。
これこそプリントしたい写真が撮れそうですよね。
現在、若干ですが空きもございます。
開始は14:00!参加費1,000円(マップカメラ商品券を同額差し上げます!)
WEBからのお申し込みはこちら→http://www.mapcamera.com/shopping/item.php?map_code=mapseminar5
※お支払い方法は「銀行振込」のみとしておりますが、
お振込みが困難な場合、当日会場にて現金でのお支払いも
受け付けております!