【マップカメラ情報】『LEICA S 』新製品勉強会!!
本館B1階からこんにちは。
本日は、普段は皆様の目に触れることが無い、“マップカメラの裏舞台”をご紹介したいと思います。
ライカジャパンによる、我々マップカメラスタッフ向けの『LEICA S』新製品勉強会の様子です。
ライカの現行製品…真っ先に思い浮かぶのは、
脈々とスタイリングが受け継がれ、デジタル化されたM型ライカだと思います。
しかし、『LEICA S』は同じデジタルカメラでも、
有効3,750万画素を誇る45×30mmCCDセンサーを搭載した、ミディアムフォーマットのシステムカメラ。
昨年12月に発売されたばかりの最新鋭機です。
我々スタッフも、なかなか実際に触れる機会に恵まれないカメラだけに、胸が高鳴りました。
ライカジャパンの担当者がペリカンケースから取り出したのは先代『LEICA S2』と新製品『LEICA S』
こうして並べて比較してみると、外見上の一番の大きな変化は、
まるでフィルム一眼レフの巻き戻しノブのように配置されたGPSアンテナ部でしょうか。
なで肩のボディにいいアクセントになっています。
撮影位置情報等が記録できるGPSを、防塵防滴のボディに内蔵したことで、
フィールドでの使用を意識した設計であることがわかります。
機能説明の途中で、ライカジャパン担当者から、高価な『LEICA S』が、
プロカメラマンだけにとどまらず、ハイアマチュアカメラマンにも絶大な支持を受けていると聞き、少々驚きました。
確かに、デジタルバック方式を採用しているスタジオユース前提の中判デジタルカメラシステムと違い、
なじみやすい一般的な一眼レフタイプのデザインと、耐久性を併せ持った取り回しのいいボディ。
冷静に考えてみると、なかなか競合するカメラは無いように思えます。
さらにユーザーからの声として、
「高級外車を一台買うよりもLEICA Sを買ったほうが面白い」
という例えが紹介されましたが、確かにその価値を十分に内包しているカメラです。
本体背面に5Wayのジョグレバーを採用し、先代に比べて操作性も大幅に向上しています。
メニュー画面もこれまでの4分割表示から一般的な表示方式に変更されており、
他社デジタル一眼レフからの移行でも、違和感無く操作できるように感じました。
モノブロックストロボを使用したスタジオ撮影を想定し、
カメラボディ側でロックが可能なシンクロケーブルも標準で付属するようです。
スタジオ内でもフィールドでも“動き回れる”カメラですね。
今回、『LEICA S』と同時に発表された3本のレンズについても説明を受けました。
フィールドで活躍するであろう、標準ズームレンズ『LEICA VARIO-ELMAR-S 1:3.5-5.6/30-90mm ASPH.』
35mm判換算24-72mm F3.5-5.6という使いやすい画角と、取り回しのいいサイズにおさまったそのデザインはまさにフィールド向け。
建築写真や風景撮影に最適な超広角レンズ『LEICA SUPER-ELMAR-S 1:3.5/24mm ASPH.』
35判換算19mmでありながら、F3.5という他社に無いスペック。
ライカ社の技術力の高さを見せ付けるようなその描写性能は、様々なシーンで活躍してくれそうです。
テーブルフォトといったブツ撮りに便利なティルトシフトレンズ『LEICA TS-APO-ELMAR-S 1:5.6/120mm ASPH.』
なんともその外見は男心をくすぐるものがあります。
レンズ鏡筒外周に配置されたティルト/シフトのダイヤルは操作感がよく、特定用途においては手放せない存在になりそうな予感がします。
どれもミディアムフォーマット向けとしては魅力的なスペックを持ったレンズです。
今後は「最高速1/1000Sec」のCS(セントラルシャッター)を内蔵したLEICA Sシステム用のレンズが続々と登場する予定であり、
なんとレンズシャッターの耐久回数としては驚異的な10万回を保証。
ボディ・レンズ共に、ここまで耐久性に優れたミディアムフォーマットデジタルカメラがいまだかつてあったでしょうか。
ライカ社担当者曰く、「リッチな画像」を撮影できる『LEICA S』
とてもリッチな販売価格でもありますが・・・その対価として、
圧倒的な解像度と“システムカメラ”の重厚な魅力を堪能することができるでしょう。
進化し続けるライカ社のカメラを体感でき、非常に勉強になった説明会でした。
『LEICA S』に関するお問合せは本館B1階まで。
ご質問も、お電話でお気軽にどうぞ!
スタッフ一同、心よりお待ちしております。
03-3342-3381 (本館代表)
前回Photokinaでの”LEICA S”詳細レポートは『Kasyapa for LEICA』にも掲載中!
下記バナーより参照下さい。