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【α7SIII発売記念】SONY α7Sシリーズを振り返る

本日10月9日に発売になったα7SIII。
前作α7SIIから5年、いまかいまかと待ち望んでいた方も多いかと思います。

今回は発売を記念してα7Sシリーズを振り返ってみます。
α7Sシリーズは高感度特化モデルとして初代S、SIIと歴史を重ねて来ました。同シリーズバージョンとしてベーシックモデルのα7シリーズ、高解像度モデルのα7Rシリーズがラインナップされています。そして新世代のα7Sシリーズとして本日α7SIIIが登場します。

初代α7Sが登場したのは2014年6月20日。
前年の11月15日に世界初のフルサイズミラーレスカメラとして発売されたα7・α7Rシリーズのα7シリーズの高感度モデルとして発売されました。

発表の際に話題になったのが、有効約1220万画素という低画素の35mmフルサイズ「Exmor」CMOSセンサーと
動画での4:2:2 8bit出力による外部レコーダーを使用した4K撮影や広いダイナミックレンジを実現するS-Log2などが話題になりました。
特にその低画素数を活かした、常用ISO感度100-102400、拡張ISO感度最高409600を実現した高感度耐性と、全感度で圧倒的な広さを誇るダイナミックレンジに多くの人が魅了されました。

また、センサーや動画性能だけではなく、ボディについても先行したα7・α7Rと異なり、マウント部の爪の内側が、
プラスチック製から金属製に変更となり、マウント部の強化が図られていました。
他にもコンサートや講演会など静粛性の求められるシーンでも活躍する、電子シャッターを利用したサイレント撮影の機能も搭載されました。

ファインダーには高解像度と高コントラストを誇る235万ドットの「XGA OLED Tru-Finder」を採用しており、当時のSONY Aマウントフルサイズ機と同等の性能を有してました。
AF性能は25点のコントラスト検出方式、ドライブ能力は速度優先連続撮影時で最高約2.5コマ/秒と最新機種に比べるとかなり控えめですが、
今でもその軽量なボディやダイナミックレンジを求めてご指名をいただく機種となっています。

次にご紹介するのは7SIIです。
α7SIIが発売されたのが2015年10月16日。その前年2014年12月末に発売されたベーシックモデルのα7IIや同年8月に発売された第2世代ボディに準じたスタイルで登場をしました。前機種α7Sより大柄のボディになったもののブラッシュアップした形で登場しています。

α7SIIに搭載されたセンサーは高感度性能を維持するために前作と同じ1200万画素の「Exmor」CMOSセンサーを搭載していますが、
25点のコントラスト検出ポイントが進化した169点AF枠を持つファストインテリジェントAFへと大幅に増えています。

また、α7Sと同様の外部レコーダーによる4:2:2 8bitの動画出力の4K性能に加えて、4:2:0 8bitの4K動画の本体内記録に対応したことで、
今まで敷居が高かった高画質な4K動画撮影のハードルを下げ、ボディ内で撮影を完結することが出来るようになったのです。
他にもS-Log2に加えて、シャドーからミッドトーンにかけての階調特性を重視したS-Log3や快適なモニタリングが可能なガンマ表示アシスト機能などを搭載したのでした。

第2世代になるとともにボディも大きく進化しており、高い堅牢性を実現するフルマグネシウム合金ボディを採用したり、
大型化したグリップによる堅牢性の向上やファインダー倍率0.78倍を実現し、ZEISS「T*(ティースター)コーティング」を採用したものに替わっています。
他にも暗所撮影でも威力を発揮する最高4.5段分までのブレを抑える事が出来る5軸ボディ内手ブレ補正機構を搭載しています。

十分に活躍出来る動画性能や、その高感度性能や手振れ補正を活かしてオールドレンズ用のマウントアダプター母艦としての人気も高く、
新機種が発表後も根強い人気を保っている機種です。

いよいよ、発売となったα7SIII。新型の1210万画素の裏面照射型CMOSイメージセンサーや像面位相差AFの採用による安定したAF性能。
4K60P収録やより見やすく進化したファインダー、α7シリーズ初のバリアングル液晶搭載など多くのトピックが満載です。
是非、この機会にα7Sシリーズに注目してみるものいかがでしょうか?

[ Category:SONY | 掲載日時:20年10月09日 20時40分 ]

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