【いつもとなりにきっと vol.4】フジノン XF16-80mm F4 R OIS WR
すでに何年もカメラで撮影を楽しんでいる、つい最近カメラを購入した、これからカメラの購入を検討している。様々な状況があるかと思いますが、レンズ交換式のカメラで本当にはじめての購入という場合、多くはレンズキットを購入するパターンが多いのではないでしょうか。
レンズキットは別々で購入するよりもお得に入手でき、使いやすい標準ズームレンズが一緒であることが多く、どのようなレンズを購入すべきか分からない時には大変ありがたい存在です。
今回の連載ブログでは、はじめのパートナーともいえる所謂”キットレンズ”にフォーカスし、改めて”キットレンズ”の魅力をお伝えできればと思います。
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第4回目ご紹介するのは「 FUJIFILM フジノン XF16-80mm F4 R OIS WR 」です。
35mm判換算で24-122mm相当と広角から中望遠までの焦点距離をカバーし、全域で開放F値4の明るさを実現している使い勝手のいいズームレンズです。X-T3、X-T4、X-H2などのキットレンズとして採用されています。
質量は約440g、長さはワイド端で88.9mm、テレ端で131.5mmと10cm前後とそれなりの存在感がありますが焦点距離を考えると十分小型といえる範囲だと思います。
最短撮影距離は約35cm、最大撮影倍率0.25倍ということでケーキを画面いっぱいにおさめてみました。行きつけのケーキ屋さんのカスタードコロネが絶品なのですが、そのコロネを使用してもらったケーキになります。肝心のコロネはほとんどボケた状態ですが、コロネ6つをピラミッド状に組んだ後生クリームたっぷり、フルーツをふんだんに盛り付けてくれました。
去年訪れた植物園に併設されたお店で購入したドライフラワーはふわふわ感が可愛らしくて思わず購入したものです。花はさすがに色あせてきたので近々仕立て直そうかと検討中です。
大輪のように見せかけて最近購入したミニバラです。室内での撮影が続きますが 6.0段の手ブレ補正機能を搭載しているため、室内撮影でもこの後ご紹介する夜間の撮影でも強力にサポートしてくれました。
つい最近関東でも降雪した記憶が新しいですが、「 XF16-80mm F4 R OIS WR 」は鏡筒の10ケ所にシーリングを施し、防塵・防滴・-10℃の耐低温構造となっています。ここまでの降雪の場合は注意する必要がありますが、ある程度小雨や埃が舞うアウトドアの環境下でも安心して使用できます。
ここから夜間の手持ち撮影となります。歩いていてふと気になった瞬間を切り取ってみる、気負わずに撮影できるのは最初から付き合いのあるキットレンズならではだと個人的には感じています。
ふと思いついたローアングル撮影では夜間に加えてだいぶ不安定な体勢でしたが難なく撮影できました。
同じ組み合わせを日々使用していると後から見返した時に気付きがあるものですが、筆者の場合はここでご紹介した以外にも望遠側での撮影が多かった印象です。
改めてこのレンズの魅力を考えてみると描写に関してはいうまでもなく、使い勝手のいい焦点距離範囲や手ブレ補正によるサポートはもちろんのこと、ストレスなく静かで速いAFもあると思いました。
スチルメインの方にも動画メインの方にもぜひおすすめしたいレンズです。
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スタッフが”キットレンズ”の魅力をご紹介する【 いつもとなりにきっと 】次回もぜひお楽しみに。