【おいしいカメラ#004】Voigtlander NOKTON 60mm F0.95
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark III
今回は2020年4月24日発売の『Voigtlander NOKTON 60mm F0.95』をご紹介します。
開放F値0.95の大口径マイクロフォーサーズ用のレンズで、35mm換算では120mm相当になります。
まずは外観インプレッションから。
マイクロフォーサーズ用とは思えない存在感が印象的です。
ボディにつけてみると、大きな前玉とは対照的にマウント付近は細くくびれます。
そのバランスが面白かったので、色々なカメラに取りつけてみました。
Panasonic LUMIX GX7 Mark III
Panasonic LUMIX DMC-GM5
OLYMPUS PEN-F
大きめのボディにつけて机に置いてみてもボディが宙に浮きますから、小さなボディにつけると完全にレンズが主役といった見た目になります。
手でホールドするときも主にレンズを持つようにします。
当レンズは開放F値0.95という大口径。
それでいて最短撮影距離が34cmなので、撮影倍率1:4(35mm判換算1:2)となることから、大きなボケ味を得ることができます。
F0.95、F1.2、F2、F32で撮った写真をご覧ください。
F0.95で撮影
F1.2で撮影
F2で撮影
F32で撮影
開放F値0.95といってもマイクロフォーサーズならそこまでボケは楽しめないのでは……。
撮影する前、筆者はそう考えていました。
しかしながら実際は美しいボケ味に魅了され、なんとも楽しく撮影することができました。
マニュアルフォーカスのレンズでここまでボケるとなると、ピント合わせが相当シビアなのではと心配になるかもしれませんが、適度にスムーズなピントリングのおかげで合わせやすかったです。
また、フラッグシップ機につけるのが一番レンズが活きると決めてしまうのも違うと感じました。
作例は小さなGM5で撮影しましたが、当レンズの魅力を存分に発揮できたと思います。
Voigtlander 60mm F0.95。かなり楽しめるレンズです。ぜひお試しください。
Voigtlander NOKTON 60mm F0.95 動画紹介