【おいしいカメラ#005】新旧 GR を比較してみた【RICOH】
今回はRICOHのコンパクトデジタルカメラ『GR』(写真左)、『GR II』(同右)、『GR III』(同中央)をご紹介します。
まずはリコーのGRデジタルシリーズの歴史についておさらいしましょう。
GRデジタルが誕生したのは2005年のことでした。
その後、GRデジタルII、GRデジタルIII、GRデジタルIVを経て、第5世代モデルとしてGRが発売されました。
続いてGR II、シリーズ最新作であるGR IIIが発売され、現在に至ります。
名称が少しややこしいですが、今回記事に登場するのは、第5世代、第6世代、第7世代ということになります。
左がGR III、中央がGR II、右がGRです。
GR IIIで、よりコンパクトになったことがわかります。
また、ダイヤルの選択肢が減り、シンプルになったのも見て取れます。
GR II(写真上)と GR III(同下)の比較です。
ちょうど一回り違うといった感じです。
性能面を比較していきましょう。
当然ながら、改良された現行機種であるGR IIIに軍配があがる項目が多いです。
解像度、ダスト除去機能、画像処理エンジン、レンズ、最短撮影距離、オートフォーカス方式、測光モード、動画撮影時のfps、手ぶれ補正機能、タッチパネル、Bluetooth、起動時間、ホットシュー、内蔵メモリ、大きさ、インターフェイス(USB Type-C)などがそれです。
一方で、あえて前モデルであるGR IIを選びたくなる長所もあります。
内臓フラッシュ、重量、モニターのドット数、NFC、撮影枚数などにおいてはGR IIの方が優れます。
そして、なんと言っても価格面では大きなアドバンテージがあります。
画作りについては、GRはやや冷たい感じでしたが、GR IIはホワイトバランスの高性能化による温かみのある画作りが得意になり、GR IIIはすべてがバランスよくなったという印象です。
こちらはお好みによるかもしれません。
自分に必要な機能や価格を照らし合わせて、最も相性のよい一台に出会えることを願っています!