こんにちは! EC営業グループの岡田です。
少し前の話になりますが、今年の初めに八ヶ岳に登ってまいりました。
冬ですから、山にはたくさん雪が積もって大変綺麗な景色が広がっているのですが、
地面に目を落としても、そこにはやっぱり雪が積もっているわけです。
そして、その雪は、ふだん私が東京で見る水っぽい雪と違って、とても冷たく、サラサラしています。
そんなサラサラの雪をじっと、よく見てみると、なんと、ぜんぶ結晶になっている。
これはすごい。
見渡す限りの雪景色の中、この白いものがみんな、米粒より小さな結晶でできている。
すごいことです。
私は感銘を受けまして、次の冬には時間を作って、雪の結晶の撮影をしたいと思いました。
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ところで、雪の結晶は非常に小さいので、マクロ撮影(接写)となるわけですが、
私、マクロリングライトを持っていませんでした。
マクロリングライトというのは、レンズ周りに取り付ける円形のライトで、
マクロ撮影の際、明るさを補うとともに不要な影を取り除くことのできる便利なグッズです。
常時発光する「ライト」のようなタイプと、撮影時のみ瞬間的に発光するストロボタイプのものがあります。
各社から発売されています。
Canon マクロリングライトMR-14EX |
PENTAX オートマクロストロボ AF160FC |
SONY リングライト HVL-RLAM |
OLYMPUS リングフラッシュセット SRF-11 |
SIGMA エレクトロニックフラッシュマクロ EM-140DG |
雪の結晶を撮るのにマクロリングライトが必要になるかはわかりませんが、
あれば何かと便利そうでしたので、作ってみることにしました。
今回用意したのは、100円均一で売っていたLEDライトと、レンズに取り付けるためのステップアップリングです。
白色LEDが5個も付いて100円とはお得ですね。
まずは、ライトを分解します。
電気のことはよくわかりませんが、このLEDライトには抵抗もなにも付いていないようです。
大変シンプルな構造で、ちょっと心配な感じもしますが、私としては助かります。
取り外したLEDをビニール線でつなぎました。
LEDはプラスとマイナスを逆につなぐと光りませんので向きに注意します。
簡単な工作ですが、きちんと光るとなんだか嬉しくなります。
ステップアップリングは、この間の金環日食の時に揃えたものを使いました。
均等に穴を開けるのがちょっと大変でしたが、なんとか取り付けができました。
出来上がったものをレンズの前にねじこめば完成です!
なかなかカッコよくできたのではないでしょうか。
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先日、山登りに行った折に試し撮りをしましたので、ご紹介いたします。
この日は一日中くもり空で、日が落ちる前から谷間はかなり暗い雰囲気でした。
そんな中でも、リングライトを付けると手持ちで接写ができました。
暗い谷間に、きれいな花が咲いていました。
こちらも名前はわかりませんが、1cmくらいの小さな花でした。
梅雨の時期に入って、虫もたくさん出てきましたよ。
※上記3枚の写真は、Nikon D5000 + AF-S Nikkor 35mm F1.8G + Kenko CLOSE-UP No.10と
手作りのリングライトを使って撮影しています。
電池ボックスが無いので、ボタン電池をテープでカメラに貼りつけて撮影していたのですが、
きちんとスイッチを付けてあげれば、実用的なアクセサリーになりそうです。
見た目にも楽しい感じがします。
これで、雪の結晶もキレイ撮れるでしょうか。
今から冬が待ち遠しいですね!