星空は意外と簡単に撮影できるんです。
マニュアル一眼レフカメラで
星の撮影をしてみました。
<必要なもの>
・カメラ
・レンズ
・ケーブルレリーズ
・三脚
星空は長い間シャッターをあけたままにして撮影します。
電池が途中で切れる心配がないので
機械式シャッターのマニュアルカメラがおすすめです。
また広い星空を撮るのには24mm以下の広角レンズがおすすめです。
F値が暗いと、その分長い時間あけておかなくてはいけないので
なるべく明るいレンズがいいです。
ちなみに機械式シャッターのカメラだと
PENTAXならMX、OLYMPUSのOM-1、OM-3、
NikonのFMシリーズ、minoltaのSRシリーズなどがあります。
<撮影>
フィルムの感度はISO400、ISO800など高感度の方が
シャッター時間を短縮できます。
三脚にカメラをつけて、
シャッターダイアルはB(バルブ)に、
レンズを無限遠にします。
わたしは暗い中で誤って動かないように、
マスキングテープで固定しておきました。
ここまでは明るいお家の中、旅行だったら宿の中で
用意したほうがいいかもしれません。
街の光がない場所に行きたいので、当然、外は暗いです。
懐中電灯を持って、いざ、空が広く見える場所を探しに行きます。
良い場所を見つけたら、三脚を置いて、
長時間のシャッターを切ります。
どれくらいの時間シャッターをあけるかは、
レンズのF値、フィルムの感度、そのときの光の状況によって違います。
今回撮影したときも、秒数を変えて何枚か撮りました。
星を点で撮りたい場合は数秒から1分、
星を線で撮りたい場合は10分から30分程度といったところです。
<作例>
minolta SR-T101 + minolta MC 16mm F2.8 FISH-EYE
望遠レンズのほうが星を線にする写真は撮りやすくなります。
minolta X700 + minolta New MD 28-85mm F3.5-4.5
夜の野辺山駅
minolta SR-T101 + minolta MC 16mm F2.8 FISH-EYE
minolta SR-T101 + minolta MC 58mm F1.4
撮影地は清里・野辺山です。
JRの駅のなかで日本一標高が高いのが野辺山駅です。
小海線の清里・野辺山間にJR最高標高地点があります。
このあたりは標高が高いので星空が綺麗にみられることでも有名です。
minolta SR-T101 + minolta MC 58mm F1.4
撮影した日は、月が出ていたため空が明るかったです。
東京にいるとあまり感じないですが、
月ってすごーーく明るいんだなあと思い知りました。
本格的に撮りたい方は、月の出ていない日を狙いましょう。
夏は虫刺され防止にスプレーを、
冬は寒さ対策にホッカイロ等もあった方がいいですね。
そうそう、是非ビニールシートも忘れずに。
立ってちょっと空を見上げるのと、
横になって360度の星空を見るのは全然違いますよ!
何十分とシャッターを開けている間、
是非横になって星を眺めてみて下さい。
今回はポジフィルムを使って撮影しました。
綺麗な星空が、フィルムに写っているのをみると感動しますよ。
フィルムのマニュアルカメラで星空を撮ってみませんか?
2-2F S.N