【トル・アソブ】PENTAX Qで手持ちのレンズで超望遠撮影【1号店3階】
望遠レンズが発売されていませんので手持ちの望遠レンズとマウントアダプターの組み合わせで
撮像素子が小さな「PENTAx Q」で35mm判レンズを使うと焦点距離が5.5倍換算になりますので望遠レンズも超望遠レンズに早変わり。
マウントアダプターは「PENTAX」純正で発表はありましが
まだ発売されていなので今回は「RAYQUAL(レイクォール)」製を使用しました。
次はレンズ選びです。選ぶと言っても今回のお題が「手持ちのレンズ」でと言うことで所有物から。
で、出してきたのは「smc-PENTAX A★135mm F1.8」「smc-PENTAX FA☆200mm F2.8ED[IF]」
「smc-PENTAX A★300mm F4」と「リアコンバーターA 2XL」。最大35mm判で400mm迄用意できました。
次はカメラ側の設定となりますが「PENTAX Q」は純正レンズで電気接点が無い
「ユニークレンズシリーズ」が有りますので面倒な設定変更は必要ありません。
次は被写体探しを今冬から自宅ベランダから富士山がよく見えたので富士山でいこう思っていましたが
なんと撮影当日は風があるにも関らず13階に上がったにもかかわらず全く見えず
第二候補の筑波山と思い反対側へ。
肉眼では薄っすら確認できるんですがカメラで絞り込んで露出補正最大にしても全く視認できず。
第三候補の東京タワーを、
先ずは「smc-PENTAX FA☆200mm F2.8ED[IF]」を付けて試し撮りを
陽炎でしょうか?蜃気楼見たいな感じに。
遠すぎる、チョット左を見て東京スカイツリーをと思って見ましたが光線の具合が良くない。
桜が見頃なので見下ろす感じで撮って見ると風が思ったより強く
幻想的な画になってしまいました。
もう、こうなたっら手当たり次第撮ってみてと荒川の河川敷を
間違えなく陽炎の影響でボケボケ・・・
被写体選びでこんなに苦労するとは・・・
常識を超えたものを撮るのは大変なことに気がつき
最後は何の変哲もないビルの屋上のアンテナに決定。
ほぼ肉眼で見た感じです。
真ん中の茶色のビルのアンテナが目標、直線距離約150m.
撮影のセッティング開始。
超望遠撮影ですのでチョットしたブレも命取り、三脚を使用。
今回使うマウントアダプターには三脚座が有りますので助かります。
撮影モードはAV(絞り優先AE)、絞り込み測光で利用できます。絞りを絞った際撮像素子に届く光量が少なくなります。
しかし、カメラ側で自動的にゲインアップを行なうので、LCDの画像は思ったほど暗くなりません。
ピント合わせはお約束のマニュアル。
MFアシストは使用可能、OKボタンを押すとMFアシストが作動し、画面中央部が4倍に拡大されるます。
このとき十字キーを押すと拡大部分が自由に移動でき、さらにシャッターボタンを半押しすると全画面表示に戻ります。
撮影時のデータは全て絞りF8(200mmにリアコンバーターの場合はF4,みなし絞りF8)露出補正なし感度125。
画角比較で「K-5」で撮影したものを右側に掲載します。
アスペクト比は「PENTAX Q」4:3、「K-5」は3:2大きさが多少違います。
smc-PENTAX A★135mm F1.8
左PENTAX Q/35mm判換算焦点距離 742.5mm 右K-5/35mm判換算焦点距離 202.5mm
smc-PENTAX FA☆200mm F2.8ED[IF]
左PENTAX Q/35mm判換算焦点距離 1100mm 右K-5/35mm判換算焦点距離 300mm
smc-PENTAX A★300mm F4
左PENTAX Q/35mm判換算焦点距離 1650mm 右K-5/35mm判換算焦点距離 450mm
smc-PENTAX FA☆200mm F2.8ED[IF]+リアコンバーターA 2XL
左PENTAX Q/35mm判換算焦点距離 2200mm 右K-5/35mm判換算焦点距離 600mm
画角がかなり狭くなるのでチョットしたブレも大きくなり三脚に取り付けていても気をかなりつかいます。
電子シャッターだからでしょうか連続撮影をすると・・・
ゆがんでしまいます。
これはこれで面白い写真だとは思いますが・・・・
PENTAX純正のマウントアダプターはレンズシャッター機構を
持っているので動いている被写体でなければゆがむことはないと思います。
次は大口径超望遠レンズのボケは、と思い試してみました。
レンズは「smc-PENTAX A★135mm F1.8」
35mm換算700mm超の開放は?
目標は真ん中の石柱距離15m 感度125 撮影モードはAV(絞り優先AE)
絞りF1.8
真ん中の石柱以外はかなりボケてます。
絞りF2.8
F1.8開放と変わらない感じですが真ん中より二本目が若干ハッキリしだしてます。
絞りF5.6
真ん中から二本目までハッキリしてきました。
絞りF8
後の三本目までハッキリしています。前よりは後よりボケが大きいのが分かります。
絞りF11
絞りF8とほとんど同じです。
今回は単焦点レンズを使用しましたが
ズームレンズを使用すれば画角は調整できますので
撮影の幅が増えると思います。
手持ち撮影でも楽しめますが
やはり三脚を使ったほうがいいでしょう。
それも、丈夫なものがオススメです。
「PENTAX Q」はレリーズが使えないのでリモコンを使用します。
カメラ側のリモコン受光子が前側しかありませんので
使用時には注意が必要です。
超望遠撮影の世界に足を踏み入れてはいかがですか。