【フルサイズで味わう】F1.4への誘い ~ソニー編~
まず一眼を欲しいと思った時、
何がその人の心を打ち、惹きつけたのか。
おそらく(私もそれに漏れず)背景のボケた写真が
その人を惹きつけたのではないでしょうか。
きっとどんなに写真を撮った人でも、
どんな撮影スタイルになろうとも、手元に一本は置いておきたいレンズ。
それが「F1.4」のレンズだと思います。
今では当たり前の呼称となった「フルサイズ」ですが
アマチュアからプロに至るまで最も多く普及した
「35㎜判フィルム」サイズの事を指しています。
このフルサイズボディにF1.4のレンズがなぜいいのか。
やはりそれは時にうっとりするほどのボケ味、描写をするからです。
「F1.4」というと単焦点の定番という印象があります。
しかしもっと明るいレンズ、例えばF1.2, F1.0, F0.95 などもありますが
それらのレンズはまず高価で大きなレンズになります。
F1.4というレンズは十分な明るさを持っていながら、コストパフォーマンスに大変優れたレンズです。
個人的に一本買っても他のF1.4のレンズに目移りしてしまう理由は
大口径レンズの為、ガラス玉がとても艶やかなところ。
「このレンズは良い写りをしてくれそう」
レンズ自身がそう訴えかけてくる感じがするのです。
フルサイズ + F1.4 の良さ。
それはレンズ自身の本来の写りを堪能出来るという点です。
小さいセンサーはレンズの周辺減光、収差を見えなくする(切り取る)
という点をメリットとして活かして使います。
フルサイズはレンズの周辺減光、収差。
全ての要素を余す事なく、溢す事無く、ありのままのレンズの
描写を楽しむことが出来るので
フルサイズはまさしく、レンズの身も骨も皮も味わう事が出来るのです。
少し脱線しますが今回私が撮影した組み合わせは SONY のα7II。
AマウントのPlanar T*85mm F1.4 をマウントアダプターで接続しましたが
SONY のα7シリーズは、過去に出た「オールドレンズ」
もう新品では手に入らない旧いカメラ達のレンズを装着出来る
マウントアダプターというアイテムの充実度がとても高いカメラです。
今回はマニュアル撮影のみだったので使ったアダプターは「LA-EA3」でした。(SSM,SAMのレンズのみAFが可能)
「LA-EA4」であればAFでの撮影が可能になります。
現役引退したと思ったレンズ達を再びスター選手として復活させることが出来る。
もし奥底にしまってあるレンズがあったらα7シリーズを一度体験してみてください。
そして 85㎜という焦点距離の F1.4 という明るさは
明るさそのものよりも中望遠ならではの魅力的なボケと
被写界深度の浅さがポイントになります。
グレードとしてはやや上がってしまいますが
標準レンズでは撮れない中望遠のF1.4の世界もぜひ
楽しんでみてください。
そして F1.4 が魅せる開放の世界を楽しんだ後に
絞った時の精細な写りも試してみてください。
F1.4の懐の深さは時に難しさにも繋がるものですが
だからこそ使いこなす楽しみにも溢れています。
フルサイズで味わうF1.4への誘い。
一目見れば、目が離せなくなる魅惑的な世界へようこそ。
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