【マクロで撮る Vol.6】Carl Zeiss Touit 50mm F2.8 マクロで小物を撮る
「マクロレンズ」というと被写体を大きく写すレンズのイメージがあるかもしれません。
しかし、マクロレンズには近接撮影能力以外にもいろいろな魅力があります。
【マクロで撮る】では様々なマクロレンズを通してその魅力を紹介していきます。
第6回目にご紹介するのは「Carl Zeiss Touit 50mm F2.8 マクロ」です。
Carl Zeiss Touitシリーズは、APS-Cミラーレス用のレンズとして展開されていて、
広角の画角を持つ12mm F2.8、標準の画角を持つ32mm F1.8、50mm F2.8のマクロレンズの3本が用意されています。
マウントはソニーEマウント用と富士フィルムXマウントが用意されていて、今回は富士フィルム用をX-T4と組み合わせて使用しました。
240gと軽量でコンパクトなレンズに、撮影倍率1:1とマクロレンズとして標準的な近接能力を有しています。
また、富士フィルムXマウント用については、ソニーEマウント用と異なり絞りリングを装備しており、レンズ側で絞りをコントロール出来るようになっています。
今回は動物の小物を様々なシーンで撮影してみました。
椅子に座らせた猫を使わなくなったパソコンの中に置いてみました。中の雰囲気を出すために上からLEDライトを当て、
絞りについては、後ろの基盤の感じが出るように少し絞って撮影しています。
オルゴールの前にフェレットの置物をおいて、オルゴールを聴いているようなイメージで撮影してみました。
撮影の際はマニュアルフラッシュを使用して、棚の中の天板に軽くバウンスをさせて撮影しています。
ピアノの椅子に乗っている猫を見上げている犬をイメージして撮影しています。
こちらは天井ストロボをバウンスさせて撮影しています。
Xマウント用には絞りリングが付いているので、直感的に絞り値の変更が出来るのでバランスを見ながら被写界深度を調整できます。
次はリスの置物にクローズアップして撮影しています。
木の上にたたずんでいる雰囲気が出るように撮影してみました。木の自然な感じを出すためバウンスは弱めに設定しました。
Carl Zeiss Touit 50mm F2.8 マクロは取り回しもよく軽量なため、日常にクローズアップにはうってつけのレンズです。
普段意識しない近接世界を楽しんでみるのはいかがでしょうか。