【マップカメラ情報】【マップカメラ写真週間2012】 『旅と写真』
持ち物は簡単な日用品、文庫本、衣類、そしてカメラ。
これらの持ち物をザックに押し込んで、見知らぬ異国を巡る一人旅。
『旅行』には色々なスタイルがありますが、私はこの自由なスタイルの旅が好きです。
旅の中での楽しみのひとつが写真を撮ること。
色・音・匂い・人・文化・自然。
多くの事を全身で感じ、自分の心が揺すぶられた時、シャッターを切ります。
それは、朝起きて車窓から見た見知らぬ駅の景色であったり。
それは、息を切らして上った丘にたなびくタルチョであったり。
それは、天空の地で老いた僧侶と握手をしたときであったり。
時には持っていくカメラもかえてみたり。
メインはデジタル一眼レフ。サブ機としてトイカメラなども持って行く時もあります。
トイカメラで撮った写真は『鮮明な記憶』より『思い出』に近い感じがして、なんだか心に響きます。
そして旅にはトラブルも付きもの。
洪水で乗っていた車が水没したり、辺境の地でバイクが動かなくなったり、お腹を壊して数日寝込んだり。
2回目のインドの時は一眼レフを落として壊してしまい、
町の雑貨屋で安価なコンパクトカメラを買って写真を撮って回った事もありました。
旅先でカメラは最高のコミュニケーションツールにもなってくれます。
プレビューを見せるとみんな笑顔に。
旅の思い出は心の中に残すもの。
写真はその思い出をいつでも引き出してくれるもの。
何年前であろうと写真を見れば、その時の日差しの熱、カラカラに乾いた薄い空気、
大気を震わす単気筒の鼓動を私はいつでも感じる事ができます。
旅にはカメラを。
カメラを通じての素敵な出会い、今まで気付かなかった発見、
心を揺さぶる出来事がたくさん待っていると思います。
たくさんシャッター切って、そして最高の思い出を心と写真に残して来てください。