【好機到来】唯一無二の存在 SEL100F28GM
ソニーユーザーの皆様だけ楽しめる唯一無二の極上のレンズをご紹介します。
FE 100mm F2.8 STF GM OSS
STFとは、Smooth Trans Focusの略称で、滑らかにとろける様なボケ感を得られるレンズのこと。
APD(アポタイゼーション)光学エレメントという名の特殊フィルターを搭載しており、ボケの輪郭がとろけるようになっています。
APDエレメントとは、中央から周辺にかけて透過光量が減少していく、つまり減光していくという仕組みです。
STFレンズと呼ばれる物は実はAマウントから存在はしているのですが、AマウントはMFレンズになります。しかしEマウントのこのレンズはAF対応のレンズです。
100mm F2.8 T5.6 SS1/20 ISO250
APDエレメントの効果により、中心から周辺部にかけて滑らかに減光していくので綺麗なグラデーションが出来ています。
画面の中央は勿論、周辺部も口径食の無い綺麗な玉ボケになっています。
このレンズにある特徴的な部分の1つにT値という表記があります。
T値はシネマ用のレンズに使われている表記でレンズの透過率を考慮し算出されたより正確な明るさを求めることが出来ます。
このレンズには上記の通り中央から外側にかけて減光させていく光学フィルターが搭載されていますのでF値の表記と実際の明るさが異なります。
例えば、このレンズ開放はF2.8ですが、開放時の実際の明るさはF5.6相当になるのでT値は5.6となります。
F値とT値の関係はF8以上に絞るとイコールになりこのレンズの特徴であるとろけるようなボケ感は無くなります。
これは絞ることによりレンズの中央しか使わなくなるために起こる現象です。
そして、こちらのレンズは最短撮影距離を二種類選べます。
マクロ側にすると最短撮影距離が0.57mになります。しかし範囲が0.57m~1.0mまでになってしまうので切り替え忘れてピントが合わない、なんてならないように注意です。
筆者はこのレンズを一度借りてこのボケ感を味わってから欲しくてたまりません。
85mmのF1.4を持っているので使用焦点距離がかなり近いので用途が被ってしまうのが気掛かり…
しかし、それを差し引いてもとにかく手に入れたい欲求が高まっています。【好機到来】は今なのか、まだなのか…悩ましい限りです。