【好機到来】FUJIFILM X-T4で動画撮影に挑む
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本格的な動画性能で動画ユーザーからも一目置かれる存在となった「X-T4」
動画機として個人的にも気になる存在だった「X-T4」の動画性能を確かめるべく、動画撮影に使用してみました。
FUJIFILM X-T4+XF80mm F2.8 R LM OIS WR Macro/DCI4K 10bit F-Log
使用したレンズは等倍マクロレンズ「XF80mm F2.8 R LM OIS WR Macro」、今回の撮影では寄りのカットが多く、このレンズ一本で撮影に臨みました。
撮影は室内照明のみで行ったので、撮影カットによってはISO3200~6400の高感度域での撮影となりましたが映像にノイズで荒れた印象はなくAPS-Cサイズながら高感度は好印象です。
何より、一般的なフルサイズ機と比べると軽量(約526g)で取り回しがいいので気軽に撮影に持ち運べるのが良いです。
FUJIFILM X-T4+XF80mm F2.8 R LM OIS WR Macro/DCI4K 10bit F-Log
この動画はマップカメラの姉妹店、時計専門店「GMT/BRILLER」筆記具専門店「KINGDOM NOTE」のオープン告知映像
この動画はすべてのシーンをX-T4、F-Logで撮影しました。
X-T4では10bit内部収録が可能で、F-Log撮影と組み合わせることでセンサーの持つダイナミックレンジを最大限引き出せます。
10bit内部収録は前機種の「X-T3」で実現していましたが、他社のカメラを見ても内部で10bit収録できる機種は意外にも少ないです。
Log撮影はグレーディングが必須になるため、8bit収録の機種ではLog撮影を躊躇いますが、X-T4では4K60PからFHD240fpsのハイスピード撮影でも10bit収録できるのは心強いです。
一口に動画の画質と言ってもビットレートや解像度だけではなく、センサーの読み出し方式などにも左右されますが、
X-T4の動画は細かいディテールを持った被写体の表現も見事で、画質に関して不満は一切ありません。
X-T4は、ボディ内手ブレ補正機構に加え、動画時に使用できる電子式の手ブレ補正機能を搭載したモデルなので、手持ち撮影も多用しました。
80mmは35mmフィルム換算で122mm相当、中望遠マクロを手持ちで不快感なく使えるのは強力なボディー内手振れ補正のおかげです。
Xシリーズと言えばダイヤルを多く配置したメカニカルなデザインが動画ユーザーの好みを分ける要因の一つでしたが、「X-T4」では
「静止画/動画切替ダイヤル」「動画専用操作モード」を搭載したことで、動画撮影時にも大きく配慮した設計になりました。
また、今回は使用しなかったですがETERNAなどのフィルムシミュレーションも活用できるのもX-T4の強みです。
今回の撮影でスチルだけではなくムービー性能も充実した正にハイブリッドモデルと言えるカメラだと実感できました。
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