【好機到来】HASSELBLAD XCD 45mm F4 Pが欲しい。
HASSELBLADより2020年1月31日に発売されたこのXCD45mm F4 P。
筆者はこのレンズが最近とても気になります。
どのくらい気になっているかというと、通勤中や休みの日も気が付けばこのレンズのことを調べています。
「XCD 45mm F4 P」をという文字を入力するスピードも日に日に早くなっていき、
検索画面にいきますと意識せずとも手が勝手に入力するになりました。
…さて今回は
そんな少し過剰な情熱を持っている筆者にXCD45mm F4 Pを借りれるチャンスがやってきたときの話です。
現在、X1Dシリーズには
XCD45mm F3.5 といま筆者が欲しいXCD45mm F4 Pの2本がラインアップされています。
XCD45mm F3.5 は2016年にX1Dと同時に発表されたレンズです。
35㎜判換算で35㎜にあたるこのレンズはX1Dの標準レンズとして位置づけられ、
エクスペリエンスパッケージなどでボディとセット販売されたりもしていました。
対して筆者の心を惹きつけてやまないXCD45mm F4 Pは今年発売された最新レンズです。
(X1D-50c 4116 Edition と XCD45mm F4 Pを付けてみました う~ん!かっこいい!)
ストラップはOBI MONOCHROMストラップの短OBIストラップ 白夜を付けています。
「P」とはPortable(ポータブル)の意なのでしょうか。はたまたパンケーキレンズの意なのでしょうか。
持ち運びやすさを意識した軽量設計となっています。
現在(2020.08.07時点)の中判オートフォーカスレンズの中で最軽量ということで驚きを隠せません。
普段、中判フィルムを使用し夏などは汗だくになりながら撮影している筆者にとってはこの「軽量」という言葉は非常に魅力的です。
また、シャッター音が非常に静かです。
XCD45mm F3.5の「カチッ」というシャッター音に比べ、
「パチッ」というようなシャッター音になっています。
どんなシーンにも対応できるマルチなレンズという印象です。
もちろんXCD45mm F3.5でも電子シャッターを使用すればサイレント撮影が可能ですので
カフェなどの静かな場所で撮影したいときはその機能を使えばシャッター音を気にすることはありません。
ですが、PENTAX67やZENZA BRONICA S2などと長い時間を過ごし「バコンッ」というシャッター音が馴染んでいる身には
サイレントシャッターというものは便利な機能なのですが反面、少しさみしい気持ちがしてしまうのです。
そんな筆者にとって静音性に優れたシャッター機構を持つXCD45mm F4 P はぴったりでした。
このレンズを使うと撮影者にシャッターの振動と耳ざわりのよい「パチッ」という音が伝わります。
最初手にしたときは思わず「おぉ~」と声を上げてしまいました。
なんとも上品な感触でシャッターを切るたびに「いいなぁ」としみじみしてしまいます。
音的に言うとハイの音域がカットされたような感じでしょうか。
2~3mも離れていればほとんど気になることはありません。
フィルター径も67mmから62mmへサイズダウンしています。
仮にPLフィルターなど複数のフィルターを持ち運ぶ際も嵩張りません。
小型化の為、XCD45mm F3.5ではF32だった最小絞りがXCD45mm F4 P ではF22に変更になっています。
その代わりに最短撮影距離が40cm→35cmと短くなりました!これはとても嬉しい点です。
レンズが小さくなったせいかレンズの繰り出しが目立つように感じました。
こちらが無限遠。
こちらが最短撮影距離。
少しアンダーなので見づらくて申し訳ございません。大体1cmくらい繰り出します。
(筆者大興奮で撮影しております…。ピントも甘いですが寛大な気持ちでご覧くださいませ。)
今回このレンズを借りてみて「中判カメラが身近になった」と感じました。
Mamiya RZ67 PRO IIも一緒に持ち運び撮影を行いましたが、X1DとXCD 45mm F4 Pに持ち替えた時に全く重さが気にならないことに感動してしまいました。この組み合わせでビリンガムに入れて旅行に行ける日を想像しただけでもうきうきしてしまいます。
最後に、現在所有するXCD90mm F3.2と並べて写真を撮ってみました。
この光景が現実となる日が楽しみでなりません。
ご覧いただきありがとうございました。