【新旧共存】SAL・SEL24-70mm【SONY】
今回ご紹介いたしますのは「新旧共存」ブログ、同一焦点距離での「αマウントとEマウント」の比較をしてみました。
使用いたしましたのは「SONY Vario-Sonnar T*24-70mm F2.8 ZA SSM II SAL2470Z2」にマウントアダプターLA-EA4を使用したものに対し、
「SONY Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS SEL2470Z」となります。
レンズ構成は、Eマウントは「10群12枚」に対し、αマウントは「13群17枚」。
絞り羽根は、Eマウントは「7枚」に対し、αマウントは「9枚」。
どちらもZeissレンズですので、定評のある「T*コーティング」が施されています。
では実際の写真はいかがでしょうか。
使用したボディはすべて「SONY α7RⅣ」となります。
SAL2470Z2 f/4 1/1000 ISO100 70mm
SEL2470Z f/4 1/1250 ISO100 70mm
まずは、朝顔を撮影してみました。
光をダイレクトに入れての撮影、厳しい撮影であるにも関わらず、朝顔の細かな毛までどちらもしっかり写ってくれました。
αマウントの方が縦に長くゴーストが出ているが、Eマウントも若干ゴーストは出てます。
αマウントは開放はF2.8、対してEマウントは開放がF4なため、F4に合わせて撮影をしました。
ですので、αマウントは少し絞っている、Eマウントは最大開放、といった考え方となります。
その影響もあってか、αマウントの方が若干解像している印象があります。
SAL2470Z2 f/22 1/60 ISO1600 50mm
SEL2470Z f/22 1/60 ISO1600 50mm
こちらの場面では、T*コーティングの効果の向上が露骨に出た結果となりました。
圧倒的にEマウントが優秀であることがお分かり頂けるかと存じます。
ですが、周辺部分の解像、特に光が当たっている木の部分の線描写は、αマウントの方がにじまずに解像できてると感じます。
SAL2470Z2 f/4 1/400 ISO100 24mm
SEL2470Z f/4 1/500 ISO100 24mm
続きまして、広角側で撮影をしてみました。中央部の解像度はどちらも優秀です。
しかし、Eマウントの方が周辺部分が流れており、丸ボケも流れております。αマウントの方が流れてなく、周辺部もしっかり解像していることがわかります。
また前回の新旧共存(SAL・SELPlanar T* 50mm F1.4 / SAL・SEL70-300mmF4.5-5.6 )でもあった通り、こちらでも若干αマウントが赤みが強く、Eマウントが青みが強い傾向が、上記の写真で見受けられました。
光の環境によって異なるようですが、こちらはやはりそれぞれのマウントの特徴とも言える現象なのかもしれません。
SAL2470Z2 f/4 1/40 ISO100 26mm
SEL2470Z f/4 1/40 ISO100 26mm
道端に落ちていたハンカチ。どちらのマウントも立体感が出ており、まるでそばにあるかのような写りをしてくれました。
どの写真も同様に、解像力はどちらも優秀ですが、後ボケの雰囲気が異なります。
SAL2470Z2 f/4 1/1250 ISO100 50mm
最後はαマウントのお気に入りの写真を掲載しました。
Zeissレンズならればの青空の青色が綺麗に出ており、繊細な部分まで解像がされております。
新旧共存企画・αマウントとEマウントの比較は本記事で3本目となりましたが、いかがだったでしょうか。
拙い文章でしたが、両レンズとも魅力があることがお伝えできていれば幸いです。
また、今度SONYから新しいマウントアダプター・Eボディからαレンズ用であります「LA-EA5」が発売されます。
マウントアダプターが軽量化し、より手軽にαマウントをEボディに使用することが出来るようになります。
ぜひこちらもチェックして頂ければと思います。