まだまだ暑い日が続いていますが、「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉があるように、彼岸花が咲き出すと秋の訪れを感じることができます。
特に今年は、コロナの影響で花火大会などの夏の風物詩が取り止めになり、季節を楽しむ余裕がなかったため、今季はこれまでの分を取り戻すつもりでたくさん写真を撮りに出掛けたいと思います。
さて、出掛ける前に注意したいのが撮影地選びです。あてもなく人混みをさまようことが無いようネットでの検索は必須ですが、私の場合、過去のストックショットも重宝しています。
前回、使用した機材を見返すことで、次に使う機材選びの参考にするのです。今回は8年前に訪れた千葉県松戸市にある祖光院で撮影した彼岸花の写真を発掘しました。
8年前の私は、大きな一眼レフにレンズ3本という重装備で出かけた様子。次回はもっと軽量な機材で出掛けたいと思います。
ボディは、今年6月に「Nikon D6」が発売されたことで3世代前のモデルとなってしまった「Nikon D4」ですが、画像からは年代を感じさせない綺麗な描写です。
祖光院の境内にある林の中一面に咲く彼岸花は、赤以外にも白や黄色い花も楽しむことができます。まさに秋色とりどりと言ったところでしょうか。
マクロレンズで接写したカットからは、花の瑞々しさも感じることができます。
望遠ズームとマイクロレンズで撮り比べをしていたかのように、「AF-S 70-200mm F2.8G ED VR II」と「AF-S VR Micro 105mm F2.8G ED」の写真がたくさん出てきました。
改めて感じるのが「AF-S 70-200mm F2.8G ED VR II」のボケの美しさ。近接撮影から生まれるボケとは違った、本当にとろけるようなボケ味です。一方で「AF-S VR Micro 105mm F2.8G ED」は、主となる花の質感を綺麗に描いているのが分かります。
彼岸花の林の中には入ることができず、離れた場所から望遠レンズでの撮影だったため、「AF-S 24-70mm F2.8G ED」の出番はほとんどありませんでした。機材の軽量化を考えると次は別のレンズになりそうです。
こちらも秋の風物詩、赤とんぼの姿を見る事も出来ました。
今年は混雑を避けるため、あえて開花前に花を落としてしまう観光地もあるとのこと。相変わらず厳しい情勢が続いていますが、少しでも秋を楽しみたいものです。