こちらの続きです。
三番目、「女郎花 オミナエシ(女郎花の文字が当てられたのは平安時代のことです。)」です。
淡雪のような黄色い小さな花が集まって咲き栗花とも言います.
姿は、美しい草花で見かけによらずにおいが臭く、腐った感じのにおいがします。
また、別名「敗醤(はいしょう)」とも言います。
特に切り花にすると臭さが増します。
良い香りでなくとも、蝶が集まります。 ちょうど、ツマグロヒョウモン(雄)が夢中になって蜜を吸ってました。
また、根は薬になります。腫れ物、利尿、解毒などに効くそうです。
和名は、花が黄色くオミナ(女性)とエシ(飯)で女性が食べる黄色い栗飯に似ているからだと言われてます。
四番目、「桔梗 キキョウ(歌に出ている朝貌の花 あさがほは、これでないかと言われてます。)」です。
野生は絶滅危惧種にもなっております。
大切にしたいと思います。
開花時、雄しべが雌しべを覆い、花粉を出す。雄しべがしおれた後、雌しべの先が開きます。雄性先熟植物です。
2枚目の写真の左下に風船のような蕾が見えます。英名で「Balloon flower」と呼ばれます。
根は薬に使用なる反面、誤食すると毒性もあります。
今回は、綺麗な花には何かある。秋の七草も毒にも薬にもなる様です。
【参考文献】
フィールドガイド 日本のチョウ 株式会社誠文堂新光社
大きくて見やすい! 比べてよくわかる! 山野草図鑑 (朝日園芸BOOKS) 金田/洋一郎(著) 朝日新聞出版
色と形で見わけ散歩を楽しむ花図鑑 大地佳子, 小池安比古他 ナツメ社
日本の有毒植物 フィールドベスト図鑑16巻佐竹元吉 (その他) 学研
日本の薬草 フィールドベスト図鑑 監修: 矢野 亮 出版社: 学研
持ち歩き! 野草・雑草の事典532種 金田 洋一郎 金田 初代 (著) 出版社:西東社
色で見わけ五感で楽しむ野草図鑑 高橋修 (著), 藤井伸二 (監修) ナツメ社