【自機一体】マップカメラスタッフこだわりの逸品 Vol.17
長年キヤノンユーザーだった私が、ソニーのボディα7IIIを買いました。
それに合わせてよく使っているシグマのマウントコンバーターと、ロモグラフィのレンズの話をご紹介します。
【1】SIGMA MC-11
まずはキヤノンのレンズの話から。
ソニーのボディを買ったものの、手になじんだキヤノンシステムには愛着があり、キヤノンのレンズ資産は続投することにしました。
キヤノンのレンズをソニーのボディにつけるために使っているのが、シグマのMC-11というマウントコンバーターです。
MC-11は、それを経由することで「”シグマ製の”キヤノンEFマウントのレンズ」を「ソニーα7シリーズなどのボディ」につけることができるようになるアダプターです。
対象はシグマ製のレンズ限定ですから、キヤノン製のレンズは動作保証対象外。
しかしながら、キヤノン製のレンズでも使えるという噂を聞いて購入してみました。
結果、問題ありませんでした。
私は舞台やスポーツをよく撮るのですが、AFも高速。
キヤノン、シグマ、ソニーという3社のミックスにもかかわらず、快適に撮影できており、動作がおかしくなったことはありません。
お陰で使い慣れたキヤノンのレンズを愛用し続けられています。
ミノルタユーザーだった私がキヤノンシステムに乗り換えたのは25年前。
きっかけはキヤノンがIS(イメージスタビライザー)機能付きのレンズを発売したことでした。
それから長らくキヤノンを使い続けており、MC-11に合わせたこの『Canon EF24-70mm F2.8L USM』も十数年選手です。
その間に調整したりゴムを変えたりしたことはあるものの、壊れたことは一度もありません。
新しい機材はもちろん魅力的ですが、よいものを長く使うのも素敵なことです。
【2】Petzval
続いてご紹介するのは、ロモグラフィーの「New Petzval 55 mm f/1.7 MKII」。
こちらもボロボロに見えますが、新品で買って2か月足らずの新しいレンズです。
先日MapTimesで取り上げた「New Petzval 58mm F1.9」と同じシリーズです。
58mmの方はソニー非対応だったのですが、55mmはEFマウントに対応しており、Petzvalの写りをソニーのボディで楽しむことができます。
実は58mmを使って記事を書いた際に気に入ってしまい、55mmを入手したというわけです。
日々たくさんのレンズを手にしていますが、その中でもピンときた1本です。
このレンズの魅力はいくつもありますが、最大の魅力といえば特徴的なぐるぐるボケでしょう。
中心はしっかりとしたピントの芯があり、周辺部は円状にボケていて、これがなんともいえない味わいがあります。
またレンズが黄金色なのも大きな魅力です。
黄金色のレンズを持っていない方は多いはず。
ポートレート撮影に持ち出すと、被写体の方の食いつきが違います。
街でスナップを撮っていても視線を感じることがしばしばあります。
ただ表面が傷みやすく、新品で買って2か月足らずなのに剥がれてきています。
それもまた味なのですが、気になる方は他の色を検討するのもいいかもしれません。
しかしながら、私は黄金色であることはそれを上回る大事な要素であると考えています。
黄金レンズのオーナーになってみたくありませんか。
また、買い取りもお待ちしております。
今回ご紹介したマウントコンバーターと黄金のレンズ。
カメラ専門店として、このような切り口もアリなのではないでしょうか。
お楽しみいただければ幸いです。