ABLON フィルムスケールってご存知ですか?
今回ご紹介するのはフィルムをカットする際に使用すると便利な逸品。
ライカのコードネーム「ABLON/14126」
フィルム定規やフィルムカッターという名でも知られています。
バルナックタイプカメラの構造上の都合、フィルム装填時にカメラ内部のフィルムアパーチャーに当たらないようにフィルムを入れないと
いけないのでフィルム先端を10cmほど細く切らねばなりません。
でもこの定規に合わせてフィルムをカットしておけば、簡単に装填ができると云うモノです。
かつては、長い映画用のフィルムを暗室でカットし、パトローネに詰め込んで使っていました。
現在販売されているフィルムの先端が細くなっているのはこの名残なのです。
よく、テレフォンカードを差し込めば、フィルムを細く切らなくても装填可能と言われることがあります。
ですが、これはカメラの内部を傷つけてしまい、通常では修理が出来ません。
フィルム先端は必ず細くカットすることをお勧めします。
なかなかこのABLON 中古で出回らないので見つけたらそれは運命です・・・!
最後に去年バルナックで撮影した一枚を。