【自機一体】マップカメラスタッフこだわりの逸品 Vol.56
私のこだわりの逸品はここ近年でいくつもの機種が出ている全天球カメラのオーソナリティ『RICOH THETA V』です。
このカメラで撮影した画像は360°の景色すべてが記録されており、theta360など360°コンテンツを閲覧できる投稿サイトで見たり、PCVRやPSVR、またスマホ用のVRセットでも閲覧することができますが、アプリケーションソフトで編集をして普通の写真として出力することも可能です。
今回筆者が使用したアプリはAppStoreとGooglePlayのどちらからでも無料でダウンロードできるTHETA+。
使い方はまずアプリを起動し、出てきたサムネイルから指定の画像を選択し、静止画編集ボタンを押すと編集という感じで直感的にもサクッと使いこなせると思います。
編集画面に入ると選べるビューが5つ用意されています。
それぞれの特長は画像に書かれているもので、使用すると下記の通りとなります。
●大元の画像をそのまま出せるフラット。
●引き延ばせるストレート。
●違う角度の二画面を並べて出せる二画面ビュー。
●ミラーボールに張り付けたような画像を作り出せるミラーボール。
●最後に小さな惑星のような写真に加工ができるリトルプラネット。
筆者はリトルプラネットを加工して出すのが好みで、上記のような極端な加工をするだけではなく、
指でスライドすることで画像を調整し、見下ろしたり見上げたりする画像を作成することもできます。
上記の画像のように花を引き延ばすか離すかという加工も指二本を広げたり狭めたりすることで可能なので細かい調整もお手の物。
出力画像のサイズは最大3840×2160ピクセルで小(1280×720)、中(1920×1080)、大(3840×2160)の三択。
そして出した画像がこちらです。
さすがに画質や歪みは普通のカメラに比べて見劣りはしますが、一枚の写真から様々な表情を生み出せるこの技術は素晴らしいの一言です。また昨年発売したVの上記機種であるTHETA Z1は高画素・高感度化しましたし、コダックやGoProなどほかのメーカーからも次々と全天球カメラが出てきて切磋琢磨しており、実用性としてもドローン撮影や警備カメラ、国際宇宙ステーションでの使用から不動産物件の内部イメージ画像まで多岐にわたる分野でも活躍していて、さらなる発展が期待できるジャンルです。
私も、今後ともこの新しいカメラの未来の形を追っていきたいと思います。