まる、さんかく、しかく。
一度(ひとたび)意識を向けてみれば
世の中は形で出来たものばかり。
写真だって形にすれば四角形。
というわけでひねくれものは街に形を探しに出掛けます。
たまに唐突に神田駅と秋葉原駅の線路沿いを歩きたくなります。
今回もそのつもりだったのですが気まぐれに向かった反対側。
所狭しと四角形。
立ち並ぶビルも立派な四角形です。
何個の数の四角形があるのか、、数え始めてすぐ止めました。
丸形(立体的に考えて)と三角の立塔。
そしてやっぱり四角形。
空を切り取ってみるだけで四角形が生まれます。
三角不足な私に天の恵み。
これほど立派な三角を見つけられたのはラッキーでした。
斜光がきれいです。そしてやはりここにも四角形。
この時、この瞬間にしか入れない扉です。
そんなつもりで撮った一枚。
こういう光の悪戯みたいなものを撮れたときは嬉しくなります。
まる、さんかく、しかく
全ての要素が詰まった夢のような建築物。
もうこれで今日の目標は達成した気分です。
でももう少しだけこの散歩は続くのです。
この美しい直角線。
見上げることで圧縮されもはやビルであるかもわからない状態。
いつもとは別の視点で被写体を探すきっかけになって
今回の「まる、さんかく、しかく」はいい刺激になりました。
曲線美、なんていいますが
直線とはまた違う魅力があります。
はい、ぐるっと周って神田駅のほうに戻ってきました。
このレンガの色が綺麗だなぁと思いながら歩き続けます。
どちらに歩くのかで街の感じが別世界。
東京はエリア一つ一つが小さい代わりに
その場所その場所の個性が見えるのが面白いです。
さて、一応しぐまびよりとしても書いているので
今回の組み合わせの感想を。
「Art 24-70mm F2.8 DG DN」を「SIGMA fp」で使用するなら
「HG-11」があるとグリップ感が増して持ちやすいと思います。
ただ、ノングリップで撮影にのぞんだ感想としては
なくても大丈夫なくらいのサイズと重量です。(ストラップは装着)
大三元の一本がこのサイズで使えるというのは改めて考えると驚きです。
省サイズ化による解像への影響はどうか。
今回だけで図れるものではありませんがざらついた壁の質感も
しっかり描写してくれることは確認出来ました。
(あんまり言うと大袈裟に思われてしまうのであっさり言ってますが実は結構驚いてます)
どちらかといえば実用向け。
個性を楽しむレンズではないかなと思っていましたが
ズーミングによる撮影の幅や意外な発見があったので
思った以上に撮影を楽しんでおりました。
改めておすすめする必要すらないほどにおすすめな大三元レンズ。
今回の企画に持ち出して大正解のレンズでございました。
それではまた次の機会に。
|
|