【街で見つけた形にフォーカス】近所歩きのすすめ【PENTAX】
近所歩きのすすめ
『PENTAX K-70 + DA★ 55mm F1.4 SDM』
f/1.4 1/400 ISO100 WB AUTO
遠くまで行かなくていい。
有名な観光地へ行かなくても、大それた街へ出かけなくてよい。
あなたの生活圏である近所を歩く。
いつもの通勤路を足早ではなく、ゆっくり歩いてみる。
車やバス、自転車を使用している道を、1日かけて歩いてみる。
f/3.5 1/400 ISO100 WB AUTO
家しか並んでいない道も、
同じような建物しかない景色も、
車通りが非常に多い道路も、
ひたすら歩いて撮影することで、見えてくる本質があると私は思います。
f/8 1/40 ISO100 WB AUTO
「あんな景色で写真が撮れるのか」など深いこと考えず、とりあえずカメラを持って歩き、見慣れた風景の中をじっくり見渡すと、
いつもでは見つけることが出来ない発見があるので、写真を撮りながら散歩をすることはとても楽しいです。
f2.8 1/50 ISO50 WB AUTO
また、写真散歩に関して最大とも言える重要なポイントは、機材選択だと思います。
見た目がかっこいいこと、操作が簡単なこと、使いやすいこと、持つ高揚感、未知を体験する快感、
重量が軽いこと、逆に重厚感があること、写りが鮮明であること、ボケが好きであることなど、人により重点を置くポイントは異なります。
そのように考えると、自分に合ったカメラに出会えることは奇跡なのかもしれません。
f/2.2 1/250 ISO100 WB AUTO
今回はずっと気になっていたレンズのひとつ”DA★ 55mm F1.4 SDM”を使用いたしました。
ボディは、KPだと値段が高いため、充分な高性能で手が出しやすい値段である”K-70″です。
f/1.4 1/50 ISO100 WB AUTO
開放で撮ったとき、ボケの自然さに本当に驚きました。さすが憧れのスターレンズのひとつ。
F1.4だと、レンズによってはボケが不自然で、ボケの区切りの線が分かってしまいそうな写りをするレンズがありますが、
近距離にピントを合わせても、後ろのボケ方が非常に自然で、好みでした。
f/2 1/250 ISO100 WB AUTO
ピントが非常に浅く、ピント合わせが難しかった場面もありましたが、
繊細なピント合わせをしたいときはライブビュー撮影に切り替え、何枚も撮影し続けました。
f/2 1/160 ISO100 WB AUTO
開放からAPS-Cサイズとは思えないはっきりとした写りに加えて、この自然なボケは何度見ても惚れ惚れしてしまいます。
全長も66mmと丁度よい長さですので、スナップ撮影にぴったりでした。
f/1.4 1/60 ISO100 WB AUTO
35ミリ換算84.5mm相当ですので、少し遠くの気になるものもバッチリとらえてくれました。
みかんのリアルな質感を映し出してくれ、非常に親近感が湧く写りをしてくれます。
f/1.4 1/100 ISO6400 WB AUTO
少し前では考えられなかった夜間のスナップ撮影が購入しやすい値段のレベルのボディで可能であり、
明るさが少ない場所でも常識を覆し、写真を楽しめる時代へと変わってきたと改めて感じました。
f/3.2 1/400 ISO100 WB AUTO
また、K-70は一眼レフですので、シャッターの押す度に感じる、ミラーショックの音が気分を高揚させてくれ、
ミラーレスカメラでは感じられない写真を楽しむ心地よさを楽しめました。
時代の流れに反する必要はありませんが、やはり一眼レフカメラの1枚1枚のシャッター音は、写真の深さを考えさせてくれます。
f/5.6 1/200 ISO100 WB AUTO
そのシャッター音の重厚感を楽しみつつ、形に注目しながら写真を撮り歩きました。
形に注目して写真を撮る、と決めて散歩をすることも、いつもと違う写真が撮れるスパイスになることを心から感じました。
軽いテーマを持って、写真散歩をすることは良い刺激でした。また、この組み合わせで近所を散歩したいと思います。
ぜひ皆さまも、いつもの景色を”形”に注目しながら写真を楽しんでみてください。
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