【鉄道倶楽部】千葉で常磐特急引退車両を見る

似たような新型車両が導入される昨今、鉄道倶楽部のネタを探すのにも苦戦しています。
ご無沙汰しております。コリドラスです。

しばらくお休みをしていると、どんどん出足が鈍くなっていきます。
そんな私の事情を察してか列車の方から私の地元、千葉へ出向いてくれましたので久しぶりに撮影に出掛けてきました。

武蔵野線を走って千葉にやってきたのは旧常磐線特急「フレッシュひたち」の専用車両E653系。（船橋法典駅にて）
今年3月のダイヤ改正で、常磐線特急はすべて新型のE657系に置き換わりお役ご免になった車両です。近々一部改造を施し羽越本線の新潟～酒田・秋田を結ぶ特急「いなほ」へ転属されることが発表されており、関東近郊でE653系を見ることができるのもレアなシーンとなりました。

常磐線時代のE653系。（偕楽園駅にて）

上野と水戸や日立を結ぶビジネス特急として活躍していたはE653系は利用者が多いため、基本7両編成を2組繋げた14両編成で運転されることも。
勝田駅での増結作業は、鉄道ファンの間では有名なイベントでした。

今では見られなくなった増結のシーンの写真を引っ張り出してビックリ！今回千葉にやってきたのは、以前写真に収めていたK308編成。

今回、E653系は「快速マリンブルー南房総号」として群馬県の高崎から房総半島の南端安房鴨川まで運転されました。（安房鴨川駅にて）
カラーバリエーションが多数あったE653系ですが「マリンブルー」という列車名から青い車両が選ばれたようです。
それにしても常磐路を快走していた特急車両が臨時快速とは…　運転台の下に灯る「Hitachi express」のプレートが少し寂しく映ります。

そんなE653系を折り返し運転まで待機するて館山の車庫まで追っかけていくと、房総特急用車両E257系との並びのシーンが見られました。

他の車両を眺めつつ、車庫を1周すると片隅に懐かしい車両が停まっていました。
寝台特急の583系です。電気機関車が牽引するブルートレインとは異なり各車両に動力を持つ電車型の寝台特急は、車内での静粛性に課題はあったものの最高時速120kmという圧倒的な速達性で昼夜を問わず昭和40年代から活躍した国鉄特急車両です。
かつて常磐線経由の寝台特急「ゆうづる」としても活躍しており、千葉の最南端で歴代の常磐特急そろい踏みとなりました。

帰りはこの寝台特急を追っかける事にします。

普段は秋田の車両所に所属している583系は、ツアー旅行の一環で前夜に夜行列車として千葉へ入線。翌夕方の折り返し運転となりました。（蘇我駅にて）

蘇我駅では隣の貨物線にEF66形電気機関車が。大阪吹田機関区所属の24号機。40年近く活躍している古株機関車との2ショットは昭和40年代を思わせるワンシーンです。

夜行列車と聞くと長距離列車のイメージが強いですが今回ツアーイベントで走行した両国〜富浦の距離は約120km。普通列車で移動しても約2時間半で着いてしまう距離です。
そんな長距離列車と無縁な地での夜行列車の遭遇にちょっと得した気分なりました。

さて今回の撮影では新製品の「Nikon AF-S 80-400mm F4.5-5.6G ED VR」を使用しました。（使用機材は写真にマウスを当てると表示されます）
70-200mmF2.8とさほど変わらない重さで焦点距離が倍の400mm。今まではもうちょっと寄りたい思った時にテレコンバーターを使用していた事を思うと、テレコンの装着の煩わしさが無いのはとても便利です。柵などの障害物を飛び越えて、被写体にスムーズに寄れるのは大きな魅了です。
描写も解像感高く非常にシャープで、100m以上離れた場所からでも細部の様子をしっかり見ることができます。
手ブレ補正も優秀。さすが最新レンズと言ったところでしょうか。これからの必需品となりそうです。

鉄道を撮られる方には超オススメレンズです。