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【 Carl Zeiss】開放で楽しむプラナーの世界

【 Carl Zeiss】開放で楽しむプラナーの世界

今回、テーマにしたのは【絞り開放】
お気に入りのレンズ【Carl Zeiss (カールツァイス) PlanarT* 50mm F1.4 ZF】
マウントアダプターFTZを介してNikon Z6IIにて撮影を行いました。
このプラナー50mmF1.4のZFマウントは2006年の発売。
2010年には「ZF2」として進化しました。
「ZF」はいわゆる「ニコンAi-S」マウント。
「ZF2」マウントはCPU内蔵のオートに対応した仕様となっています。

最短撮影距離45cm。
ピントリングのストロークが長く、ピントの置き位置の微調整が可能です。
半面、速写性に欠けるということですが…

今回のテーマ「絞り開放」ということで、近所を散策しながら5月の景色を楽しみました。
絞り開放時の特徴として、「口径食」があります。
レンズの鏡胴の内面によりけられて、円形であるはずのボケが楕円形になってしまう現象です。
画像がざわざわした感じになるためあまり好まれない描写ですが、
逆に表現として使用されることもあります。
絞りをF2~2.8に一段ほど絞ると解消するため、無意識に絞り込んで開放を使わない方が多いのではないのでしょうか。


背景に点光源があると楕円形のボケが現れやすくなります。


背景に逆光の点光源を入れるとざわざわした感じに、
また順光で目立たない背景にすると浮遊感が漂います。

【ピクチャーコントロール MC/モノクローム】


もちろん若干絞り込むことで見違えるほど安定した画質となります。

【F2.8 ピクチャーコントロール MC/モノクローム】

【F2.8 ピクチャーコントロール MC/モノクローム】

【F5.6 ピクチャーコントロール MC/モノクローム】

Carl Zeissとしての最新レンズは【Milvus 50mm F1.4】で操作性や動画撮影に適化されています。
レンズ構成としては「ディスタゴンタイプ」となるため、プラナーよりも優等生的な写りに期待が持てます。
そちらは今後撮り比べをしたいところです。

[ Category:Carl Zeiss & Voigtlander Nikon | 掲載日時:22年05月28日 11時00分 ]

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