【マップカメラ情報】【1号店地下1階】 Leica ライカビットMPのご紹介
1956年から1957年にかけて生産されたプロフェッショナル仕様のライカ
「Leica MP」生産台数はブラック、シルバー合わせて約450台と
非常に数が少なく、希少なカメラの1つです。
そんなライカMPの特徴として「ライカビットMP」の装着ができる、
という点が挙げられます。ライカはボディ上面の右側にある巻上げレバー
(バルナックタイプだと巻上げダイアル)を巻くことでフィルム送りを行いますが、
近い位置にシャッターボタンもあり、右手で巻上げ・レリーズを行うことになります。
これだと、速写性がないということで古くはバルナックカメラ時代より
早く巻上げ出来る方法が考えられてきました。
1930年代より、ライカも「モーター」方式のものがありましたが、当時の
技術としては電気を利用したモーターはとても重いものしか作れず
軽くしようとゼンマイ式モーターもありましたがそれでも重いうえに
ゼンマイ式なのでしばらくするとまたゼンマイを巻いて、また撮って、
また巻いて、という感じでした。
それともう1つ、1枚1枚巻上げる必要がありますが「トリガー(引き金)」方式を
取り入れたワインダーもあり通常右手で行う巻上げを左手で
引き金を引くことにより通常よりも早くシャッターが押せる、というものでした。
MPはライカM3のスプール差込部に長いレバーを新たに設け、そこと
ライカビットMPの連結部分を連動させることにより巻上げが可能になります。
当初はMPにしか取付けできませんでしたが1957年、M2の登場により
ライカビット対応になりました。
※M3は連動する仕組みが無いため使用することが出来ませんが、当時ライカビットを
取り付け可能にするサービスがあったらしく取付けできるM3も存在するそうです。
お手持ちのM2,M3をご確認下さい。
左がM3、右がM2です。
スプール室から連結部分がお分かりでしょうか。
この連結部分とライカビットが連結し、トリガーでの巻上げが可能になります。
【ライカビットの連結部分】
M2にズミルックスM50mmF1.4を装着してみました。
古き良き時代のプロフェッショナルカメラの完成です。
5/22 WEB掲載予定です
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