【11月30日はカメラの日】とある50R マウントアダプター編
突然ですが、マウントアダプターはお好きですか?
昨今、たくさんのマウントアダプターが発売されています。
自分の使っているボディに色んなレンズがつけられるとは、大変面白い事です。
よもやマウントアダプター黄金時代、この波に乗るしかありません。
マウントアダプターを使う時に気を付けたい点の一つが「フランジバック」についてです。
「フランジバック」とはカメラのレンズをつけるマウント部分から撮像面(センサー)までの長さを言います。
この長さはカメラ及びメーカー毎にそれぞれ異なっているとともに、
非常に繊細で長さが合わないとピント合わせなどに支障をきたします。
たとえば、通常はNikon FマウントのレンズをFUJIFILM Gマウントのカメラにつける事はできませんが、Nikon Fマウントのフランジバックに合わせてあげることで、なんとびっくり、つけることが出来ます。
(ただし、電子接点などの問題でMFのみの使用となったり限定的な利用となることが多いです。)
このフランジバックの長さを足す役割を担ってくれるのがマウントアダプターなのです。
注意したいのはフランジバックの長いボディにマウントアダプターを介して色々なレンズをつけることは大変難しいということです。
足し算はマウントアダプターを用いれば簡単ですが、引き算となるとカメラのマウント部よりも内側にレンズをつけなければなりません、つまりフランジバックが短ければ足し算をたくさんすることができ、よりたくさんのレンズをつけられる可能性があるわけなのです。伸びしろがあるということです。
さて、
そんな中、今回はGFX50Rにマウントアダプターを介してNikonFマウント、PENTAX67用レンズを付けてみました。
マウントアダプターごとに大きさも様々です。
まずはPENTAX67用レンズから!
威圧感がありますね…。
今回チョイスしたレンズは、
『逍遥』PENTAX 67
でも使用した、smc PENTAX 67 90mm F2.8です。
さすがは6×7をカバーするレンズ、大変存在感があります。
GFX50Rを手にしてからは軽量なレンズばかり使っていたため、この重さは修行に近いものを感じました。
それでは GFX50R×smc PENTAX 67 90mm F2.8で撮影したものを…!
ふんわりとなだらかなボケが印象的です。
レンズとしては古いですが、5000万画素程のカメラで撮影しても問題はないと感じました。
落ち着きつつも、色はしっかりと表現されているように感じます。
F8程度まで絞るときりっとシャープに!
フルサイズ換算71mmのレンズですが、
ついパノラマも撮りたくなってしまいます。
『逍遥』PENTAX 67
と引き続き感じた事としては、白の表現がすごく魅力的であるということです。
コントラストは低めでありますが極端に低いというわけではなく心地よさを感じます。
さて次に参ります。
もうしばしお付き合いくださいませ。
祖父の形見としてもらったNikkor-S Auto 35mm F2.8です。
見よう見まねでAi改造をしたり、旅行中に落下させてしまったり、たくさんの思い出を共にしたレンズです。
コンパクトでGFXにも良く似合うと感じました。
それでは撮影した写真を…
やはり周辺は大きく減光し、ケラれますが思い出のレンズという補正もあり、魅力的に感じました。
色は少しこってりと出る印象です。
GFXにつけるとフルサイズ換算28㎜とスナップにもちょうど良い画角となります。
パノラマに参ります。
パノラマに切り替えると、四隅の減光もさほど気にならず、
周辺の流れも良い雰囲気を醸し出します。
おまけとして…
AF-S DX Micro NIKKOR 40mm F2.8Gでも撮影を試みました。
もちろん電子接点や絞りも制御出来ませんが、趣味としては大変満足です。
GFXにマウントアダプター、まだまだ検証を重ねたい次第です。