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【11/30はカメラの日】ライカCL AF撮影の所見

【11/30はカメラの日】ライカCL AF撮影の所見

「カメラの日」特別企画【11/30はカメラの日】。

本日はマップカメラ本館のスタッフが、様々なメーカー・機材でAFを語ります。

まず初陣はこの記事、ライカCLから。

 

・・・

フルサイズミラーレスが隆盛を極める昨今ですが、どんなカメラでもルーツをたどれば同じところに行きつきます。

それはバルナックライカ。

今でこそ当たり前の「35mm判」をこの世に広めたのは、他でもないこのバルナックライカです。

カメラの黎明期、当時の日本メーカーはこぞってこのカメラをコピーし、お互いの技術を切磋琢磨しあったのです。

それから幾星霜。

カメラはデジタルが当たり前になった2017年に、このバルナックを彷彿とさせる一台のデジタルカメラが登場しました。

その名はLeica CL。APS-Cセンサー搭載のコンパクトなミラーレスカメラです。

今回はこのカメラを使用し、夜の撮影に繰り出しました。

・・・

 

使用したレンズはエルマリート TL18mm F2.8 ASPH. ブラック。35mm換算で大体27mmといった所でしょうか。

超軽量のパンケーキレンズでありながら、周辺部まで破綻の無い素直な写りが自慢です。

純正でフードが用意されていない理由も、「無くても問題がないから」。逆光耐性も驚異的で、とにかく隙がありません。

ファーストカットはこちら。

 

F2.8開放です。

以前使用した時にも感じましたが、このレンズ、とにかくAFが優秀です。

ライカはM型のイメージが強いため、あまりピンとこない方もいらっしゃるかもしれませんが…。

「被写体に何がしかのコントラストがあれば、ワンショットAFで外すことは無いのではないか」と思わせるほど正確です。

勿論描写も特筆もの。ボケはじめの美しさは息をのむほどです!

 

 

AFモーターはステッピングモーターでしょうか。音もなくスッと合焦します。

描写に関しても妙な色滲みはなく、周辺の玉ボケも安定しています。

 

ガラスを一枚隔てても、フォーカシングの優秀さは変わりません。

 

バルナックが売り出されていたころは、こんな看板が街を彩っていたのでしょうか。

 

高速レスポンスのおかげで、撮影が捗ります。

 

撮り歩きながら頭をよぎったのは、「換算27mmならM型+ズミルックス M28mm F1.4 ASPH. 」とどう違うのだろう。という事です。

勿論レンジファインダーとミラーレスカメラでは、スナップで撮り歩くにもリズムが全く異なってきます。

それにズミルックスには替えの効かない「特別な写り」があります。下の写真をご覧ください。

光が回る。白が美しい。密やかさも出せる。よい所ばかり!

筆者はライカレンズの中でも、このズミルックス M28mm F1.4 ASPH. が一番好きです。

そんな素晴らしいレンズと、歴史あるM型のデジタルではなく…。

このCLとTL18mmを選ぶ価値があるのか。

 

応えは勿論、「イエス」です。

激しい逆光の中でも迷わず合焦する高速AFに、コートのポケットに入るほどのコンパクトネス。

フルサイズと見まごうほどの高感度画質も魅力的です。

これらはM型にはない特徴なので、住み分けは容易でしょう。

 

1977年11月30日に、小西六写真工業が世界初のAFカメラ「C35AF」を発売して早43年。
ライカの「AF」は、素晴らしいレベルに達しています。

 

[ Category:Leica | 掲載日時:20年11月29日 11時00分 ]

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