【Adobe】A piece of the whole body「#渾身の一枚」
コロナ禍で写真を撮りに出れない昨今。
改めて写真を見返すと撮ってHDDに移してそのまんま...。みたいな写真が多数ありました。
写真を撮るというのを大きく分けると、記録として撮る、作品として撮る、という二種類の楽しみ方があります。
その中で今回は一枚に対してとにかく時間を労力をかけて自身にとって「#渾身の一枚」とも呼べる写真作品を作ってみようと思います。
なのでメインテーマは「レタッチと編集」です。最後までお付き合いください。
さて、筆者がよく使う編集ソフトは「Photoshop」と「Lightroom」です。
Lightroomは編集にほとんど使いませんが撮った写真の管理とレーティング(選別)に使って編集はほぼPhotoshopです。
簡易的な色の編集などはLightroomで十二分に行えますが、今回は全力を注ぐのでPhotoshopを使います。
【現像前撮って出し】
まず、撮って出しがこちら。
このデータを最高に満足いくまで編集していきます。
個人的にはこのままでもなかなかいい具合の色味ではないかと自負してしまうくらい好みの色合いです。
カメラは「EOS R5」
レンズは「RF50mm F1.2L USM」 を使いました。
当時の記憶が少し曖昧ですが、多分カラーシフトを使い撮影していたと思います。
ちなみに、Photoshopで編集の際は同アプリ内でスマートオブジェクトと呼ばれるものに変換をかけてから編集を行うと
再編集が行えて大変便利です。
注意するべき点として、容量が大きくなるのでたくさんレイヤーデータを作ると重くなります。
【Type.1】
全体的に青みを強くしました。コントラストを上げてシャドウを持ち上げて影がコッテリしすぎないように調整。
主な編集内容はこちら。シャドウ部を青、ハイライト部にオレンジを入れて「ティールアンドオレンジ」の色味を目指しました。
【Type.2】
先程の写真と変わり、彩度をグッと落としました。
編集内容はこちら。シャドウ部はグリーン、ハイライト部はパープルを入れました。ハイライトを落とし黒を持ち上げて、退廃的な少し眠たい印象に。
【Type.3】
先程のから色味を戻し、今回は撮って出しのシャドウの色を活かしつつ肌の部分だけ少し色を抜くように調整。
編集内容はこちら。ここまで筆者がWBは毎回青みに振っていることがお分かりかと思います。元ソニーユーザーなので、やはり青が少し強めな色味が好みなようです。
【Type.4】
最後は、色味はほぼ撮って出し。細かい調整のみに止め、ソフトフォーカスチックな編集をしました。
編集内容はこちら。ソフトフォーカスのようにガッツリソフトにするとピンボケの印象になるのでレイヤー不透明度で調整。イメージはブラックミストNo.5程度を目指しました。
いかがでしたか。
筆者好みはどうやら青系、そしてパキッとした印象の写真だというのが分かってしまいました。
撮って出しでその場で最高の納得の行く色味が出せたら最高ですが、サクッと撮ったスナップ写真やテンポ重視で撮ったポートレートなんかだと露出や色味は二の次になりがちです。
そうなった時、このように自分の納得の行く色味に限界まで近づけるレタッチというのは出来ると凄く助かりますよね。
よかったら、お家時間が増えた方はぜひ挑戦してみてください。上記のレタッチを組み合わせを変えることで無限のパターンが存在します。これを機に好きな色味など自分自身の新たな可能性に出会えるかもしれません。