少しずつではありますが、春の足音が聞こえてきました。
新生活が待っている新年度に向けて、機材を新調したい方もいらっしゃると思います。
今回は『2024年』の『24』にかけまして、
スタッフがお勧めする『24』の数字を含めたカメラ、レンズを全5回に分けて紹介していきます。
新しい機材選びの参考にしていただければ幸いです。
今回、ご紹介するレンズは「Canon RF24-50mm F4.5-6.3 IS STM」です。
全長約58mm、質量約210g。沈胴機構を採用した軽量コンパクトなレンズで、EOS R8をはじめとした初めてフルサイズミラーレスカメラを使用する方におすすめです。
焦点距離は24mmの広角域から50mmの標準域をカバーし、スマートフォンなど広角での撮影に慣れた方でも親しみやすいと思います。
小型軽量ながらレンズ内IS(手ブレ補正)も搭載し、頭の上へ持ち上げたり片手を伸ばして撮影といった不安定なシーンでも心強くサポートしてくれます。見頃を迎えていたカワヅサクラを腕を伸ばして片手で撮影。この日はかなり風が強く、一瞬も止まってくれない桜に苦戦しましたが、逆にピントが合った部分以外が印象的にブレてくれました。
広角レンズらしく頭上を覆う樹木を大きく切り取ってみました。先程の桜とは打って変わって明暗とともに細かな枝までパキッとした描写です。
同じく広角側で。植物に覆われていますがごくごく浅い小川が流れていました。まるで小道が続いているような様子が伝わるように下からのアングルとなりますが、こちらも軽い機材の組み合わせなので難なく撮影できます。
縦型の花壇のモニュメントのパンジーに思い切り寄ってみました。
このレンズは広角端では0.3m、望遠端では0.35mまで寄って撮影することができます。
本日3月3日は桃の節句です。七草・端午・七夕などと並ぶ五節句のひとつであり、近年では女の子の健やかな成長と健康を願うひな祭りとして定着しています。というわけで雛飾りの展示では広角側が大活躍してくれました。全体を収めたいときにはやはり広角レンズが最適です。
側にはつるし雛も吊り下げられ室内が華やいでいました。ちりめんの布で作られた様々なモチーフの飾りは100種類以上あるともいわれ、個々に意味と願いが込められています。こちらはおそらくタイでしょうか、縁起の良いモチーフの代表だと思います。
「俵ねずみ」は大黒様の使いのネズミとして金運に恵まれる、五穀豊穣を表す俵が食に困らないを意味するそうです。可愛らしさに撮影して後から由来を調べてみたらなかなか興味深かったです。
いかがでしたでしょうか。
今回はレンズキットでもある組み合わせを使用して撮影しましたが、さすがの相性の良さで重量のバランスもよく、ハンドストラップで常に持ち歩きましたが一日中疲れることなく撮影に臨めました。
焦点距離としても使いやすいので街角でスナップ撮影、広角を活かして風景や室内での撮影と様々に楽しめるレンズです。
次回もお楽しみに!