職業柄、様々なカメラを手にします。
根っからのカメラ好きとしてはどんな機種も等しく愛でたいのですが、やはり本気で好きになってしまうカメラというのはごく一部に限られます。
その中で更に「自分で購入する」とまでなると、相当な振るいにかかった後の機種になるわけで、それはそれはべた惚れしたカメラ・・・ということになるわけです。
今回はそんな私の相棒、EOS 6D Mark IIのお話です。
一眼レフカメラは様々な機種があり、名機と呼ばれるモデルも数多く存在します。
しかしバリアングルディスプレイを搭載したフルサイズ一眼レフは、後にも先にもこのEOS 6D Mark IIだけ。
もちろん単にバリアングルというだけではなく、Canonならではの高感度なタッチパネルでタッチAFやメニュー操作も楽々。
更に上位機種(5D系等)とは違う、1ボタン1機能な操作系が使いやすく手に馴染んだこともあり、近場の散歩から旅行まで肌身離さず持ち歩くようになりました。
EOSの3大特徴である「快速・快適・高画質」の内、「快適」に属する部分は大満足だったといえます。
快適性について話すならば、AF性能の高さも外せません。
光学ファインダーでのAFは勿論、デュアルピクセルCMOS AFによるライブビューAFも素晴らしいものがあります。
このカットは双眼観光望遠鏡の接眼レンズ越しにピントを合わせたのですが、狙った細いアンテナにばっちり合焦しています。
次は「高画質」の部分に触れていきます。
フルサイズ機なので画質が良いのはいわずもがなですが、注目していただきたいのは色乗りや質感の部分です。
ホワイトバランスを青に大きく転ばせてみましたが、変に破綻することなく氷の冷たい感じを表現してくれました。
約3040万画素を誇るEOS 5D Mark IVも使い続けていますが、それと比べても「見劣りしない」と自信を持って言えます。
車のボディの硬さや艶、冬の夕方特有の斜光の柔らかさ、そしてコントラスト・・・。
ここまで表現できれば、もう何もいうことはありません。
このカットは曇天ならではの重苦しい雰囲気を再現するため、アンダー目に露出を決めてみました。
大仏の威厳が際立ち、狙い通りの画となりました。
「撮影者が意図した雰囲気で撮れる」というのは、カメラに於いて何よりも大切なことだと思っています。
直接的な画質とは関係が無いところかもしれませんが、心の中で思い描いたものがそのまま出力されたなら、それは「その人にとっての理想の高画質」と言えるのではないでしょうか。
最後は新島の美しい海でお別れです。
青とも水色ともとれる深い海の色彩、煌めく光の一つ一つがただただ綺麗で言葉を無くしました。
自分で撮った写真ではありますが、これを見ているとまた海を撮りに行きたくなります。もちろんその時はこのカメラと一緒に。
あれ、「快速・快適・高画質」の快速は?と思われた方、申し訳ございません。
このカメラで様々な動体撮影をしてきた身としては、オールクロス45点AFの捕捉性能についても一家言あるのですが、それについては長くなるのでぜひ別記事で語らせてください。
数多あるEOS 6D Mark IIの魅力のうち、お話しできたのは極わずかなポイントだけですが、このカメラに興味を持つきっかけとなれば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。
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