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【Canon】パンケーキレンズの実力。②EF-S24mm F2.8 STM編

【Canon】パンケーキレンズの実力。②EF-S24mm F2.8 STM編

パンケーキレンズとは パンケーキのように薄い一眼カメラ用のレンズ


CANONには3本のパンケーキレンズがあるのはご存知でしょうか。

・CANON EF40mm F2.8 STM(2012年6月発売)
・CANON EF-S24mm F2.8 STM(2014年11月発売)
・CANON RF28mm F2.8 STM(2023年7月発売)

EF40mm F2.8 STM / RF28mm F2.8 STM / EF-S24mm F2.8 STM

パンケーキレンズと聞いて中には不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。

もしかして小さいレンズは描写がいまいちなのではないか…

しかし心配はご無用。 実はこのパンケーキレンズ達、かなりの実力の持ち主なのです。
なので今回はそれぞれのレンズの良さを3編に分けて紹介していきたいと思います。

今回、第2回目にご紹介するレンズはEF-S24mm F2.8 STM

先に発売していたEF40mm F2.8 STMをAPS-Cで使用すると焦点距離が約64mmになるため画角が狭くなっていましたが、2年後に待望のAPS-C版として登場しました。

第一弾EF40mm F2.8 STM、第三弾RF28mm F2.8 STMの記事は下のバナーリンクからご確認ください。


前回に引き続きスペックの確認をしておきましょう。

当レンズは重量が約125gとかなり軽く、厚さもわずか22.8mmですので、前回もお伝えしたように「ボディキャップの代わり」としてこちらのレンズを常用していただくのもオススメです。

CANON EOS 9000D + EF-S24mm F2.8 STM

Canonのパンケーキレンズは小ささとは裏腹にとても高い描写力を持っており、当レンズは焦点距離も35mm判換算で約38.4mmととても使い易い画角になっています。

筆者は以前にEOS 8000Dを所持しておりその際にこちらのレンズを利用しておりました。
なので今回はその時に撮影した写真を御覧いただきながら、利用時に感じていた魅力について深掘りしていきたいと思います。

絞り:F5 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:100 / 焦点距離:24mm
絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/3200秒 / ISO:100 / 焦点距離:24mm
絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/400秒 / ISO:100 / 焦点距離:24mm

日常を切り取るちょうど良さと妥協の無い描写力には惚れ惚れし、今見返しても改めて手に取りたいと思わせてくれるレンズです。

というのも筆者がフルサイズに買い替えた際に売りに出してしまったのですが、忘れられず同じパンケーキレンズのEF40mm F2.8 STMをすぐに購入した経緯がありました。

もちろん素晴らしい描写力で買い替えて大満足でしたが、ただ一つ物足りなさを感じてしまった点が一点…

それは最短撮影距離です。
まずは写真で体感してみてください。

絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/1250秒 / ISO:100 / 焦点距離:24mm
絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/1000秒 / ISO:100 / 焦点距離:24mm
絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/1000秒 / ISO:100 / 焦点距離:24mm

そう…EF-S24mm F2.8 STMはここまで大きく写せるのです…

最短撮影距離とは名前の通り”どこまで近付いて撮影できるか”という事で、当レンズは16cmまで寄れます。
これはセンサーからの距離なので、レンズにくっついてしまうのではないかと思うほどの距離感です。

上の表にもあるように最短撮影距離が短い分最大撮影倍率が大きくなり、クォーターマクロ以上の0.27倍という数字を実現しております。

そうです。これが最高に使いやすかったのです…

絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/1000秒 / ISO:100 / 焦点距離:24mm
絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/2500秒 / ISO:100 / 焦点距離:24mm

最短撮影距離が短いということは寄って主題を強調させたり、はたまた引いて風景を撮影したり、撮り方の選択肢をたくさん与えてくれ、写真の可能性を広げてくれます。

これからたくさんの花が咲く日がやってくるので活躍の場面は増えることでしょう。

絞り:F8 / シャッタースピード:20秒 / ISO:100 / 焦点距離:24mm

こちらは手すりにカメラを置き長時間露光をした写真です。

使っていたEOS 8000Dにはバリアングル液晶が搭載されていたのでライブビュー撮影を活用し自分の見やすい角度から画角を決め撮影を行いました。

Canonのデジタル一眼レフカメラはフルサイズカメラだとEOS 6D MarkⅡ以外はすべてモニター固定式なのですが、7Dシリーズ以外のAPS-Cカメラのほとんどがバリアングル液晶を採用しています。

こういったカメラ側の利便性もレンズ選びの一つの材料となるのではないでしょうか。

絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/3200秒 / ISO:100 / 焦点距離:24mm
絞り:F11 / シャッタースピード:1/640秒 / ISO:100 / 焦点距離:24mm

続いて飛行機と飛行機雲の写真です。

写真周辺部に位置する建物もかなりシャープに写っており、開放から素晴らしい描写を見せつけてくれています。

そして2枚目の写真は目の前に飛行機雲が真っ直ぐ降りてきたので「今だ!」とすぐにシャッターを切りました。

この時改めて感じたのがこの大きさだからこそ常に持ち歩いていたんだなと。
持ち歩きに適した大きさや重さで、しかも寄って撮影もできるという本当に最高なスナップ性能を持ち合わせたレンズです。

CANON EOS R7 +EF-EOS R + EF-S24mm F2.8 STM

そんな素晴らしいスペックを持った当レンズですが、前回もオススメした通り是非ミラーレスカメラのEOS Rシリーズでも使っていただきたいと思っています。
ただ、フルサイズに装着すると約1.6倍クロップされ画素数が半分以上下がってしまうため、APS-CのEOS Rシリーズ「EOS R7」や「EOS R10」などにご利用頂くことをオススメ致します。

しかしながら、あえてEF-S24mm F2.8 STMを使わなくてもRFマウントには焦点距離の近いパンケーキレンズのRF28mm F2.8 STM。
そして同じ焦点距離の単焦点レンズでハーフマクロ(0.5倍)の性能を持つRF24mm F1.8 MACRO IS STMがあります。

ではなぜ当レンズをオススメするのか…
完全に”コスパ”です。

絞り:F11 / シャッタースピード:1/2000秒 / ISO:100 / 焦点距離:24mm

EFレンズをEOS Rシリーズのボディに取り付けるにはCANON純正のマウントアダプターの「EF-EOS R」を利用していただくのですが、コントロールリングなどが付いていない通常のタイプのEF-EOS Rであれば重さも約110gなので、当レンズと合わせて約225gとかなり軽量。

しかし、もちろんRF28mm F2.8 STMの方がマウントアダプターが無い分軽くコンパクトです。
そしてRF24mm F1.8 MACRO IS STMも重量は約270gなのでほぼ変わりませんし、F1.8の明るさとハーフマクロという武器も持っています。

ただ、ここで大きな違いが出るのが金額です。
EF-S24mm F2.8 STMとEF-EOS Rの合計金額は30,000円弱です。
今後他のEFレンズを使う可能性があるのであればより一層マウントアダプターとセットで揃えていただくメリットがあります。

個人的には性能のいいとこ取りをした安価で手に入れやすい超絶コストパフォーマンスレンズだと思っています。
とりあえず気軽に始めたい方には是非手に入れてください。

絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/1600秒 / ISO:200 / 焦点距離:24mm

いかがでしたでしょうか。
お伝えしたいと思うことをひたすらに綴っていきましたが、まず手に取って頂ければこちらのレンズの良さをすぐにご理解頂けるかと思います。

EF-S24mm F2.8 STMは2024年3月現在、新品中古共にお取り扱いしております。
マップカメラの中古商品は専門の修理業者にてメンテナンスを行っており安心してお買い求め頂けます。

改めてのお伝えとなりますが第一弾EF40mm F2.8 STM、第三弾RF28mm F2.8 STMについての記事も下のバナーリンクから是非チェックしてみてください。

最後まで御覧いただきありがとうございました。

▼今回ご紹介したカメラボディ▼

[ Category:Canon | 掲載日時:24年03月20日 11時00分 ]

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