今回、紹介するものはCanonのEOS 8000DとEF-S24mm F2.8 STMです。
筆者がこの数年の間、愛用してきた組み合わせです。このカメラを持ってでかけた旅行の写真を交えながらご紹介いたします。
EOS 8000DはCanonのAPS‐C一眼レフカメラで、所謂「4桁D」と呼ばれる位置づけのボディです。EOS Kissシリーズからステップアップしたい方に向いています。筆者自身も数年前にEOS Kiss x4からの買い替えで中古を購入しました。
レンズはEF-S24mm F2.8 STM。パンケーキレンズと呼ばれる薄型のレンズで、旅行の際にカメラを持ち出すハードルを下げてくれます。
また、コンパクトでありながら十分に明るく、背景も綺麗にボケてくれます。
持ち歩きやすいだけではなく、カフェの店内など他の人の目がある場でも気軽に出しやすいのがコンパクトなレンズの利点です。
この写真は温泉地で見つけた純喫茶で撮影しました。レースのカーテンが魅力的です。
筆者は純喫茶が大好きで、旅先では必ずその地域の純喫茶を訪れます。内装に遊び心のあるお店が多いため、撮影が可能なお店では席からの景色を撮影します。
この写真も別の純喫茶で撮影しました。葡萄の彫刻が可愛らしく、内装の造りにこだわりを感じます。
外から光が柔らかく差し込んでいる様子も写すことができました。柔らかいボケ味を謳い文句としているレンズですが、その言葉以上の透明感のある表現をしてくれます。
また、自然な画角もこのレンズの強みです。フルサイズ換算38mmは旅先の風景写真にも使いやすい焦点距離だと思います。
真ん中に見える島は「初島」という熱海の離島です。旅館の窓から撮影した思い出の一枚です。
最後にテーブルフォトを2枚ご紹介いたします。筆者がこのレンズを購入した際の最大の目的はテーブルフォトを撮ることでした。
被写体に16cmまで寄ることができるので着席したまま無理のない姿勢で撮影できます。左手でシロップを入れながら右手でシャッターを押しました。
この写真は店内の照明の雰囲気を出すために明るくなり過ぎないように撮影いたしました。たまごの質感がお気に入りの写真です。
今回ご紹介したEOS 8000DとEF-S24mm F2.8 STMは、どちらも現在かなりご予算を抑えて手に入れることができます。お値段以上の写りをするのでとてもおすすめです。ミラーレスが主流になりつつある昨今ですが、筆者はまだまだこの組み合わせを使い続けます。
みなさんもマップカメラで取り扱われているさまざまな時代のカメラやレンズの中から、ご自身に最も合うものを探してみてください。
その選択肢の中に今回ご紹介した2つも入れていただければ幸いです。