【Canon】改めて今、Canon EOS Rの魅力に再注目
2018年10月、キヤノンが満を持して世に送り出したフルサイズミラーレス参入の一手となった「EOS R」
発売から5年目を迎えた今も現行ラインナップで在り続ける理由は何なのか、改めてその魅力にフォーカスしながらご紹介したいと思います。
まずは外観・操作系から見ていきたいと思います。
一眼レフ時代の「EOS」をそのままコンパクトにしたような外観デザインとなっており、小指が余らず、確実にホールディングできる深めのグリップは軽快な撮影をさりげなくサポートしてくれます。
防塵防滴性能もさることながら、ボディ内にもマグネシウム合金をふんだんに取り入れ、堅牢性、放熱性に配慮したボディは様々な撮影環境下に対応しています。
一眼レフカメラ全盛の時代を牽引してきたメーカーらしく、新システムにも過酷な環境に耐えられる安心感という要素はしっかりと継承されました。
ファインダー右に配置されたマルチファンクションバー(M-Fnバー)は本機を象徴する特徴的な機能です。スマホ感覚のタッチ、スライド操作で割り当てた機能の切り替えをスムーズに行うことができます。
残念ながらEOS R以降に発売された他モデルへの本機能の採用はなく、EOS R単独の操作系となっておりますが、愛機を操ること、独自のカスタマイズ性を求められる方にはおすすめしたい機能の一つです。
EVFは0.5型・有効画素数約369万ドット。クリアで滑らかな映像は光学ファインダーと錯覚してしまうほど最新モデルにも引けを取りません。筆者はメガネをかけていますが、表示倍率の切り替えを行わなくても四隅の視認性をほとんど損なわずに撮影に集中することができる23mmのアイポイントは、眼鏡着用者には嬉しいポイントです。
APS-C用レンズのRF-Sレンズや1.6倍クロップを使用した場合に1160万画素で撮影できることも本機ならでは、活用方法として特に望遠撮影時は有効です。
マウントアダプターがあれば初期から現行に至るまでの多種多様なEFレンズ群はもちろん、オールドレンズ母艦としてレンズの味を楽しめることも本機の魅力の一つです。
長時間の撮影でも安心なLP-E6系の大容量バッテリーが使用できる点はEOS RPとの差別化が図れている一方で、カードスロットはSDカード1スロットとなりますので、本機を選ばれる際は念のためお気をつけください。
発売から5年目を迎えた今もRシリーズ上位としての立ち位置はさほど変わっていないのではないかと感じられるほど、この一台にかけてきたキヤノンの思いが凝縮されたモデルとなっております。現在マップカメラでは今回ご紹介いたしましたEOS Rの中古品を多数取り揃えております。お客様に合った1台をお選びいただくことができますので、是非この機会にご検討いただけましたら幸いです。